本商品は、培養物中の生存細胞数を高感度で定量的に決定することができるキットです。
背景
細胞増殖および細胞生存率の研究は、細胞培養における生存細胞数の正確な定量を必要とします。したがって、細胞培養条件の最適化、細胞成長因子および栄養素の評価、新規抗生物質および抗癌剤の発見、環境汚染物質の毒性および細胞性毒性の評価、およびプログラムされた細胞死(アポトーシス)の研究には、細胞生存率のアッセイが重要です。
この均質比色アッセイは、淡黄色基質であるテトラゾリウム塩MTTの紫色染料であるホルマザンへの変換に基づいています。この細胞減少反応は、ピリジンヌクレオチド補因子NADH / NADPHを含み、生存細胞によってのみ触媒されます。 ホルマザン生成物は、低い水溶性を有し、紫色の結晶として存在しています。得られたホルマザンを可溶化緩衝液で溶解すると、生成物形成の簡便な定量化が可能になります。550-620nmで測定した生成物の色の強度は、培養物中の生存細胞の数に正比例します。キットの試薬は、感度、アッセイの信用性および自動化のために注意深く作成され、最適化されています。
特長
- 安全:非放射性アッセイ
- 高感度:950個の細胞を正確に定量
- 簡便なハイスループットアッセイ
構成内容
- 可溶化剤
- 試薬
製品データ
図1. 製品データ
(A) HEK293細胞滴定
(B) サポニン滴定(1ウェルあたり5.5×104 HEK293細胞)サポニンのIC50は0.0026 wt%
MTT Cell Viability Assay Kit
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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MTT Cell Viability Assay kit![]() |
ABV | KA1606 | 1 KIT |
¥107,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について