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記事ID : 42289
研究用

廃用性筋萎縮の予防・阻害物質のスクリーニングに 筋萎縮抑制効果スクリーニング試験(NEW)

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背景

日本では、超高齢化社会を迎え、寝たきりの患者の増加や、介護問題・医療費の増大などが社会的問題となっています。また、国際宇宙ステーションなどにおける長期の宇宙滞在が可能となり、それに伴う筋力低下などの研究も進んでいます。このような寝たきりや宇宙空間の無重力環境下において、骨格筋の機械的な負担が著しく減少することにより起こる筋収縮のことを「廃用性筋萎縮」と呼びます。廃用性筋萎縮では、ユビキチンリガーゼAtrogin1、 MuRF1が重要な働きをしていることがわかっていますが、いまだ有効な予防法・治療法は確立されていません。
本サービスは、C2C12(マウス横紋筋)細胞を使用して、筋萎縮を再現した培養系※1で、筋萎縮を予防・阻害する物質のスクリーニングを行う評価試験です。※2

※1 本プロトコールでは、筋萎縮誘導剤としてグルココルチコイド(デキサメタゾン)を用います。グルココルチコイドも廃用性筋萎縮と同様にユビキチンリガーゼAtrogin1, MuRF1の発現を高めることが知られています。
※2 本サービスは徳島大学医学部 医科栄養学科 生体栄養学分野 二川 健 先生から技術指導およびライセンスを受け実施するサービスです。

【参考文献】
Anayt Ulla , Takayuki Uchida , Yukari Miki , Kosuke Sugiura , Atsushi Higashitani , Takeshi Kobayashi, Ayako Ohno , Reiko Nakao , Katsuya Hirasaka , Iori Sakakibara , Takeshi Nikawa, Morin attenuates dexamethasone-mediated oxidative stress and atrophy in mouse C2C12 skeletal myotubes, Arch Biochem Biophys. 2021 Jun 15;704:108873

試験概要

  • C2C12細胞をマルチウェルプレートに播種
  • サブコンフルエントまで増殖し筋細胞へ分化誘導
  • 細胞へ分化確認後、被験物質をばく露(1時間)
  • 1時間後、被験物質を除去しデキサメタゾンを添加(筋萎縮誘導)
  • 24時間後、RNA回収
  • cDNA合成後、 Murf1、Atrogin1遺伝子の発現をリアルタイムPCR法で解析(内在性コントロールACTB)

デキサメタゾンによる筋萎縮誘導

デキサメタゾン添加群 Dex(+)と、デキサメタゾン未添加群 Dex(-) で培養試験を行い、MuRF1およびAtrogin1遺伝子の発現を比較した。(n=3)

MuRF1およびAtrogin1遺伝子の解析結果
図1 MuRF1およびAtrogin1遺伝子の解析結果
デキサメタゾン添加群では、未添加群と比較してMuRF1およびAtrogin1遺伝子の発現上昇が見られた。

納期および納品物

  • 納期:約1ヶ月
  • 納品物:報告書(電子データ)

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