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NDR(核Dbf2関連タンパク質)はMobタンパク質に制御されるAGCキナーゼファミリーのサブグループに属するセリンスレオニンキナーゼである。FasとTNFα受容体刺激により疎水性モチーフのリン酸化が促進されヒトNDRが活性化される。NDRは新規のアポトーシス促進性キナーゼとして作用し、RASSF1A/MST2シグナル伝達カスケードの主要メンバーである。NDRは哺乳動物細胞において有糸分裂染色体整列化の忠実度に非常に重要である。NDRはHIV-1粒子に取込まれHIV-1プロテアーゼにより切断される。NDRが主体となる染色体複製にはCdk2活性が必要であり、Cdk2誘導性の中心体複製はNDR活性低下の影響を受ける。