記事ID ： 43378

免疫系のメカニズムを理解するための強力なツール NOD1/NOD2 抗体

動物や植物は細菌などの病原体を認識するための機構を有しており、その機構の一つにヌクレオチド結合性多量体ドメイン（NOD）タンパク質群を介して、細胞内微生物関連分子パターン（MAMPs）を認識することにより免疫応答や細胞死を制御するものがあります。このうち、 Nod1、 Nod2は細胞質内の細菌の持つ成分（Nod1であればγ-D-グルタミル-メソ-DAP（iE-DAP）などのメソ-ジアミノピメリン酸（meso-DAP）を含むペプチド部分、Nod2であれば、ムラミルジペプチド（MDP）などの低分子ペプチドグリカンフラグメントなど）を認識することで、細菌の侵入を感知するセンサーとして自然免疫や獲得免疫において重要な役割を果たしていると考えられています。

ご提供者：東北大学大学院　農学研究科　動物資源化学分野　北澤春樹教授

仕様

品名	ブタ NOD1抗体	ブタ NOD2抗体
品番	THU-A-NOD1	THU-A-NOD2
抗原	porcine NOD1(a.a.404 - 416)	porcine NOD2(a.a.995 - 1008)
交差動物種^*	porcine	porcine
免疫動物	Rabbit	Rabbit
適用	WB/ IHC/FC	WB/ IHC/FC
容量	50 µL	50 µL
濃度	0.84 mg / mL	0.84 mg / mL