NutriFreez® D5 Salt Based Cryopreservation Solution は成分既知の細胞凍結保存液です。DMSO を5%含有し、抗生物質、抗真菌剤、ホルモン、成長因子、血清、タンパク質は含有していません。各ロットの品質試験には間葉系幹細胞が使用されていますが、hPSC、PBMC、NK 細胞、Vero 細胞等の幅広い細胞でご使用いただけることを確認しています。
特長
- Ready-to-use
- 成分既知 (chemically defined)
- 動物由来成分不含
- 血清不含、タンパク質不含
- cGMP に準拠した製造
ヒト間葉系幹細胞 (hMSC) の凍結保存
様々な組織由来のヒト間葉系幹細胞 (hMSC) との適合性
図1. NutriFreez® D5 細胞凍結保存液を用いて凍結保存した細胞の生存率と形態
様々な組織由来のhMSCをNutriFreez® D5中で1週間凍結保存し、融解後、ゼノフリー環境で培養した。
A. 凍結前後の細胞生存率
B. 播種3日後の細胞形態 (x100):数字は生細胞数を示す。高い増殖能と正常な形態が確認された。
イムノフェノタイピング
図2. 脂肪および骨髄由来hMSCのイムノフェノタイピング結果
NutriFreez® D5 細胞凍結保存液を用いて凍結保存した脂肪由来hMSCおよび骨髄由来hMSCについて、フローサイトメトリーで細胞表面マーカーを解析した。
hMSCはNutriFreez® D5中で凍結保存した後も典型的なMSCのマーカー発現を示した。
核型解析
2人のドナーから間葉系幹細胞 (hMSC) を採取し、NutriFreez® D5 細胞凍結保存液およびNutriFreez® D10 細胞凍結保存培地を用いて凍結保存した。融解後、継代数6まで細胞を継代し、核型を解析した(Rambam Healthcare Campusで実施)。解析の結果、試験を実施した全サンプルの核型が正常であることを示した。
脂肪細胞、骨細胞、軟骨細胞への分化能
図5:脂肪細胞、骨芽細胞、軟骨細胞への分化能
ヒト脂肪より間葉系幹細胞(AT-MSCs)を採取し、NutriFreez® D5 細胞凍結保存液およびNutriFreez® D10 細胞凍結保存培地を用いて凍結保存した。融解後、継代数3または4まで細胞を継代し、分化誘導培地を用いて脂肪細胞、骨芽細胞、軟骨細胞へ分化させた。
A. 脂肪細胞への分化誘導10日目にオイルレッドO染色を行い、油滴を確認した。
B. 骨芽細胞への分化誘導18-21日目にアリザリンレッドS染色を行い、カルシウム沈着を確認した。
C. 軟骨細胞への分化誘導21日目にアルシアンブルー染色を行い、硫酸プロテオグリカンを確認した。
NutriFreez® D5 細胞凍結保存液
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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NutriFreez(R) D5 Cryopreservation Solution![]() |
SSJ | 05-715-1D | 10 ML |
¥3,000 |
NutriFreez(R) D5 Cryopreservation Solution![]() |
SSJ | 05-715-1B | 100 ML |
¥32,000 |
NutriFreez(R) D5 Cryopreservation Solution![]() |
SSJ | 05-715-1A | 500 ML |
¥124,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
- 「NutriFreez® D5 細胞凍結保存液」は、下記のカテゴリーに属しています。