ioOligodendrocyte-like cells はヒト iPS 細胞由来オリゴデンドロサイト様細胞です。細胞には、ドキシサイクリンで転写因子の発現を誘導可能な「opti-ox」カセット が組み込まれており、細胞融解後、ドキシサイクリンを添加し培養することでオリゴデンドロサイト様細胞へ分化、成熟させます。
特長
- 検証済み
O4 陽性細胞は、はじめは典型的なオリゴデンドロサイト前駆細胞様の形態だが、成熟すると分岐が見られる。 - 短時間で使用可能
培養開始後1 日でO4 陽性細胞が得られ、8 日でO4 陽性、MBP 陽性細胞が得られる。 - 簡便
シンプルな単層培養プロトコール
仕様
細胞由来 | ヒト iPS 細胞 |
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ドナー | 白人男性 ( 皮膚線維芽細胞) |
核型 | 46, XY* *High-resolution Optical Genome Mapping (OGM) has identified a ~35mb gain of the short arm of chromosome 12 |
包装 | Small: 1 x 106 cells |
品質確認方法 | ・ 免疫染色 ・ RT-PCR |
推奨播種密度 | 27,000 cells/cm2 |
使用可能なプレート | 6、12、24、96 well plate |
数日以内に準備完了
製品データ
細胞の形態
培養開始後1 日で、オリゴデンドロサイト前駆細胞様の形態が観察できる。8 日目までに成熟し、オリゴデンドロサイト様の形態が観察できる。
マーカータンパク質の発現
培養開始後1 日目 (上段) と8 日目 (下段) の免疫細胞染色結果を示す。培養開始後1 日目で、オリゴデンドロサイト特異的マーカーであるO4 (赤) が陽性であった。培養開始後8 日目では、ioOligodendrocyte-like cells は複雑性が増し、O4 (赤)、myelin basic protein; MBP (緑) が陽性であった。
オリゴデンドログリアマーカーの遺伝子発現
分化誘導により、多能性マーカーであるOCT4 の発現は抑えられた。一方で、オリゴデンドログリアマーカーであるPDGFRA、PLP1、MBP、CNP、MAG、MYRF の発現が確認された。遺伝子発現量はRT-PCRにより解析し、ハウスキーピング遺伝子であるHMBS で補正した (n=2 technical replicates)。
ヒト iPS 細胞由来オリゴデンドロサイト様細胞
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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ioOligodendrocyte-like cell - Human iPSC-derived oligodendrocyte-like cells, Human![]() |
BIT | IO1028S | 1 VIAL |
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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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