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p38α(SAPK2A)はp38MAPKファミリーメンバーであり、さまざまな環境ストレスや炎症性サイトカインにより活性化される。p38の活性化には、MAPキナーゼキナーゼ(MKKs)によるリン酸化やMAP3K7IP1/TAB1タンパク質との相互作用により誘引される自己リン酸化が必要である。p38の基質には転写制御因子ATF2,MEF2C,Max,細胞周期調節因子CDC25Bおよび腫瘍抑制因子p53などがあり、本キナーゼが遺伝毒性ストレス応答だけでなくストレス関連の転写や細胞周期制御においても役割を担うことを示唆する。