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p70S6Kは40Sリボソームタンパク質S6のリン酸化の誘引となり、ヒト成体組織で遍在的に発現している。p70S6Kは血清刺激により活性化されるが、この活性化はワートマニンやラパマイシンにより阻害される。p70S6k活性は細胞周期の変化を経て変動し、G0から解放されたG1細胞において20倍増大する。p70S6Kの活性化には、ホスホイノシチド依存性キナーゼ1(PDK-1)によりリン酸化されたThr389だけでなく推定自己抑制型偽基質ドメイン内のプロリン配向性残基の連続的なリン酸化が必須である。