Enzo Life Sciences（ENZ）社 パーキンソン病研究ツール

ミスフォールドされたαシヌクレイン蛋白質の蓄積/凝集は、パーキンソン病（PD）の特徴です。PDはドーパミン作動性ニューロンの進行性の喪失に(一部)起因する、運動症状の機能不全を特徴とする変性疾患であり、震え、ゆっくりとした動き、歩行困難などの症状を引き起こします。進行した段階では、うつ病と認知症もPDに関連しています。 PDの原因は遺伝および環境の両方であると考えられており、既知の治療法はありません。パーキンソン病と自己免疫との関連については既に報告があり(Sulzer et al., Nature . 2017 Jun) 、最近の報告では、PDにおける虫垂と腸/免疫系の役割が関連付けられています。

https://www.enzolifesciences.com/science-center/technotes/2018
/november/appendix-removal-reduces-parkinson's-disease-risk/

Enzo Life Sciences(ENZ)社は、神経科学および免疫学の研究ニーズに対応する幅広い製品を提供しています。

PROTEOSTAT® Protein Aggregation Assay (品番：ENZ-51023-KP050)は、溶液中のペプチドとタンパク質の凝集をモニタリングするためのホモジニアスなアッセイです。αシヌクレイン蛋白質 (品番：ALX-201-265-C100) は、高純度でエンドトキシン含有量が低くなっています。また、ヒトサンプル中のドーパミン定量の為の高感度なDopamine ELISA Kit (品番：ENZ-KIT188-0001)を提供しています。 SCREEN-WELL®Neurotransmitter Library(品番：BML-2810J-0100)には、96ウェル形式の約600種類のCNS受容体のリガンドが含まれています。このライブラリーは組換えオーファンGタンパク質共役型受容体のスクリーニング/同定、ターゲットのバリデーション、2次スクリーニング、およびルーチンの薬理学的アプリケーションに最適です。

Bryan et al., Sci Transl Med . 2018 Oct 31;10(465), The vermiform appendix impacts the risk of developing Parkinson's disease

虫垂は、腸内細菌叢の構成を調節することにより、免疫システムで役割を果たします。虫垂は、PDの発症にリンクされている誤って折りたたまれたαシヌクレイン蛋白質の貯蔵庫として機能します。スウェーデンの170万人の医療記録に焦点を当てた新しい研究で、研究者らは、すべての年齢の健康な患者とパーキンソン病と診断された人々の両方の虫垂にαシヌクレイン蛋白質を発見しました。つまりこれは、腸内でタンパク質が凝集しても、脳内でPDはトリガーされず、PDを引き起こすために追加のプロセスが必要であることを示しています。このデータは、人生の早い段階で虫垂を取り除くと、PDを発症するリスクが最大25％減少することを示唆しています。残念ながら、PDの発症後の虫垂の除去は、疾患の進行に影響を与えませんでした。外傷性脳損傷などのPDにつながる可能性のある他の要因もあります。しかし、この研究は腸の役割とPDの発症に新しい洞察をもたらしました。

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• ProteoStat® タンパク質凝集測定アッセイ
• ENZ社 SCREEN-WELL® Compound Library（化合物ライブラリ）

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