« 「SignalChem社 活性型 キナーゼ」トップへ
PASK(PASドメイン含有セリンスレオニンキナーゼ)はストレスに関係する数々の細胞内シグナル伝達経路における機能を制御する。PASKは、光強度、酸素濃度および酸化還元電位における環境変化を感ずることに関与する。IRS-1と相互作用することから、PASKはインスリンやサイトカインシグナル伝達における反調節機序をもつと考えられている。PASKはin vitroにおいてグリコーゲン合成酵素をリン酸化し不活性化する。PASKのリン酸化が効率よく進むには、PASと触媒キナーゼドメイン間に存在する第444〜955残基が必要であり、この相互作用はPASドメインにより阻害されている。