約1時間で血漿中の血小板を測定可能なキットです。
背景
血小板減少症とは?
血小板減少症は、血小板産生の欠損もしくは血小板破壊の増加によって引き起こる可能性があります。この原因は免疫性か非免疫性かによりますが、血小板に結合した免疫グロブリンの検出によって、免疫性か非免疫性のどちらが原因であるかを判別することができます。
特発性の血小板減少性紫斑病は、自己抗体が原因で血小板が破壊されることを原因とする血小板出減少症として特徴付けられる病気です。
PLATELET PAIgは血小板の膜組織に固着した免疫グロブリンを検出するスクリーニングテストとして使用できます。
特長
- 便利
- 標準のフローサイトメトリーで使用可能です。
- すべての試薬が揃っており、すぐにご使用になれます。
- 実験時間は約1時間です
- サンプル
- 最大で 2mlのEDTA whole bloodが必要になります
- パフォーマンス
- GTI PAKAUTO® kit(CE)の検証値
- Specificity : 90 %
- Sensitivity : 100 %
- Negative Predictive Value : 100 %
- Positive Predictive Value : 81.8 %
構成内容
- stabilization buffer (10×)
- diluent (10×)
- Mab anti human light chains (Κ + Λ).
- negative isotypic control
- calibration bead suspension
- staining reagent (polyclonal antibody anti mouse IgG-FITC + platelet counter-staining reagent-PE (anti CD61-PE))
- 10 GelSepR Tubes (red top).
- 10 tubes with filter-cap (blue top)
その他
PLATELET PAIg の原理
GelSepR tubeを使用し、血漿から分離・洗浄したサンプル由来の血小板を使用します。次に、ΚおよびΛヒト免疫グロブリンのL鎖に特異的な二つのモノクローナル抗体と混合し、培養します。混合液を洗浄し、FITC標識抗体と血小板に対するPE抗体を免疫ラベルしたサンプルに加え、dual colorの測定器に取り分けます。血小板に対する染色は、大量のサンプルから血小板を識別するために重要です。
方法
Platelet Associated Immunoglobulins(PAIg)の二色光分析です。PAIgの数は、ビーズスタンダードカーブ測定値を基にした単位面積あたりの血小板数に対応した蛍光強度によって決定します。
検体の収集と処理
ガラス製の血液収集チューブを使用します
血小板を完全な状態で維持します。収集作業中に血小板を活性化させることは避けてください。
抗凝固剤としてEDTA(K3)を使用します。
サンプルの保存法
血液サンプルは収集後4時間以内に処理をしなければなりません。
PLATELET PAIg 血小板関連イムノグロブリンアッセイ
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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Platelet GP PAIg![]() |
BCT | 7005 | 1 KIT [10 tests] |
¥148,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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