マウスのマンノース結合レクチンを測定するサンドイッチELISAキットです。

マウスのマンノース結合レクチンを測定するサンドイッチELISAキットです。

マンノース結合レクチン(MBL)は、別名マンノースまたはマンナン結合タンパク(MBP)と呼ばれ、コレクチンの一因子であり、自然免疫系の重要なエレメントの一つです。MBLはオリゴマーのレクチンであり、病原体表面のマンノースやN-アセチルグルコサミン等の糖鎖を認識します。MBLにはシステインリッチドメイン、コラーゲン様ドメイン、糖鎖認識ドメインが含まれています。複合体にはMASPと呼ばれるC1r/C1s様セリンプロテアーゼが含まれており、C4やC2、C3を分解します。MBLは古典的経路やもう一つの補体活性経路とは別に補体を活性化します。MBL-MASP経路(一般的にレクチン経路と呼ばれている)は抗体やC1qとは独立しています。MBLは補体依存抗バクテリア活性を示し、オプソニンに直接作用するため、自然免疫系で重要な役割を担っています。MBLは肝細胞で合成され、いくつかの脊椎動物の肝臓や血清から分離されています。ヒトのMBLは1種類しかありませんが、アカゲザル、ウサギ、ラット、マウスでは2種類のMBLが見つかっています。マウスではそれぞれMBL-AとMBL-Cと呼ばれています。
血清中におけるMBL-C濃度はMBL-Aの約6倍です。MBL-AはカゼインやLPS注入モデルの急性期タンパクとして発見されました。MBL-CはMBL-Aより高度なオリゴマー形成をしています。正常なマウスのプラズマ中のMBL-A濃度は4〜12μg/mlです。また、感染症によりMBL-A濃度は約2倍になることがわかっています。
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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