葉巻病はウイルスにより引き起こされる病気で、師管細胞に多数発生してその機能に影響を及ぼします。葉が通常より厚くなる、もろくなる、端が下向きにロールする、退色する等の病徴を示します。様々な病徴変化が農場で観察されることから、異なるウイルスの応答に起因すると考えられています。
クロステロウイルス(Closterovirus)は、葉巻病の主な原因ウイルスです。これまで、ブドウの葉巻病に関連するウイルスは7種類が同定されており、ブドウ葉巻病関連ウイルス(Grapevine Leafroll associated Virus; GLRaV)と称されています。この内、RLRaV1、2、および3は、接木やベクターにより感染させることで、葉巻病を誘導することが実験的に示されてい ます。これら7種類のクロステロウイルスは全て、長さ1,400から2,200nmの粒子を持っています。主に伝播物質によって拡散しますが、 GLRaV3及び、恐らくGLRaV2は、ニセコナカイガラムシやカイガラムシによって伝染します。
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