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記事ID : 14193
研究用

酸化ストレス研究に!フリーラジカルを定量化 OxiSelect™ プロテインラジカル測定ELISAキット

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OxiSelect™ プロテインラジカル ELISA キットは、標準的な96ウェルプレートを使用して、フリーラジカルを定量化することができます。

本キットでは、DMPO (5,5-dimethyl-1-pyrroline-N-oxide) をスピントラップ剤として使用しています。DMPO がプロテインラジカルに結合すると付加体(アダクト)が生成され、抗 DMPO ニトロンアダクト抗体で検出することが可能です。サンプル中のプロテインラジカル量は、濃度既知の DMPO ニトロンアダクト-HSA スタンダードで作成したスタンダードカーブと比較することで測定します。

背景

プロテインラジカルは、様々な活性酸素種や活性窒素種からの電子移動によって生成されます。プロテインラジカルは、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、アルツハイマー病などの様々な疾患に関連しています。

特長

  • 「電子スピン共鳴(ESR)によるスピントラップ法」および「DMPO ニトロンアダクト形成」に基づいてプロテインラジカルを定量化
  • 細胞、ライセート、血漿、血清サンプルに最適
  • 標準的な96ウェルプレートで測定可能

構成内容

  • 96ウェルタンパク質結合プレート
  • 抗 DMPO ニトロンアダクト抗体 (1000X)
  • HRP標識二次抗体 (1000X)
  • アッセイ希釈液
  • 10X 洗浄バッファー
  • 基質溶液
  • 停止溶液
  • DMPO ニトロンアダクト HSA スタンダード
  • 還元 BSA スタンダード

アッセイ原理

図1 プロテインラジカルを検出するイムノスピントラップ法

使用例

プロテインラジカル測定ELISAキットのスタンダードカーブ
図2 スタンダードカーブ

Raw 264.7 細胞ライセート中のプロテインラジカルの検出
図3 Raw 264.7 細胞ライセート中のプロテインラジカルの検出
Raw 264.7 マクロファージ細胞をトリプシン処理・洗浄し、凍結融解を3回繰り返した後に遠心分離した。4.4 mM H2O2、50 µM CuSO4 存在下(左)もしくは非存在下(右)で、得られたライセートに 100mM DMPO を加えて、37℃で一晩処理した。ライセートを本キットを用いてテストした。

参考文献
  1. Lardinois OM., Detweiler CD., Tomer KB., Mason RP., and Deterding LJ. (2008) Free Radic Biol Med. 44: 893-906.
  2. Dalle-Donne I., Scaloni A., Giustarini D., Cavarra E., Tell G.,m Lungarella G., Colombo R., Rossi R., and Milzani A., (2005) Mass Spec Rev., 24:55-99.
  3. Davies MJ., Fu S., Wang H., and Dean RT., (1999) Free Radic Biol Med., 27:1151-1163.
  4. Chen C-A., Lin C-H, Druhan LJ, Wang T-Y, Chen Y-R., and Zweier JL., (2011) J. Biol Chem 286: 29098-29107.

OxiSelect™ プロテインラジカル測定ELISAキット

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
OxiSelectTM Protein Radical ELISA Kit詳細データ CBL STA-810 96 ASSAY
販売終了
CBL_bnr_05.jpg Cell Biolabs(セルバイオラボ)社商品一覧 セルベースアッセイ商品 ウイルス発現商品 幹細胞研究商品 酸化ストレス / 酸化損傷商品 代謝研究商品 Cell Biolabs(セルバイオラボ)社商品一覧

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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