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PYK2 は、FAK2/RAFTK としても知られ、接着点チロシンキナーゼファミリーメンバーである。PYK2/FAK2 は、細胞内カルシウム濃度を上昇させる種々の細胞外シグナルやストレスシグナルにより活性化される。さまざまな組織で広範に発現し膜貫通型インテグリン受容体を細胞内経路と関連させるFAKと異なり、PYK2/FAK2 は主に中枢神経系や造血性系統由来細胞において発現がみられる。破骨細胞では、FAK の発現は見られるものの、PYK2/FAK2 は破骨細胞の生理機能や病態に影響を及ぼすインテグリンα (v) β 3 シグナル伝達の主な媒介物と考えられる。