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記事ID : 45396
研究用

セレンテラジンを利用したルシフェラーゼ検出試薬 QUANTI-Luc™ : ルシフェラーゼ検出試薬

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QUANTI-Lucの図

QUANTI-Luc™ 4 は、Luciaルシフェラーゼおよびその他のセレンテラジン利用ルシフェラーゼの活性を測定するための、溶液状でReady-to-useの生物発光アッセイ試薬です。InvivoGen社は以下の試薬を提供しています。

  • QUANTI-Luc™ 4 Lucia/Gaussia: 分泌型LuciaおよびGaussiaルシフェラーゼ検出用
  • QUANTI-Luc™ 4 Renilla: 細胞内Renillaルシフェラーゼ検出用
 

Lucia、Gaussia、およびRenillaルシフェラーゼは、セレンテラジン基質の酸化を触媒して発光(生物発光)します。生成される光シグナルは、ルシフェラーゼタンパク質の発現量に相関します。ルミノメーターを用いて定量化され、相対発光量(RLU)と表されます。

Invivogen社独自の QUANTI-Luc™ 4 試薬は、セレンテラジン基質の自発光を低減して検出範囲を向上させるように最適化されています。ルシフェラーゼ活性が最大になる最適なpH値は、Lucia、GaussiaおよびRenillaの間で異なります。当社の試薬を用いた反応の最終的なpHは、Renillaでは1種類の発光検出が、Lucia/Gaussiaでは2種類の発光検出を与えます(図を参照)。

  • フラッシュ発光は、数秒間高輝度で発光します。サンプル数が少ない場合のエンドポイント検出や、試薬インジェクター付きのマイクロプレートリーダーを使用する場合に最適です。
  • グロー発光は、10分以上安定した強度で発光します。これは、ハイスループット スクリーニング(HTS)(1536ウェル プレートの読み取りにかかる通常の所要時間は〜7分)、またはインジェクターなしのルミノメーターを用いる場合 (エンドポイント検出)に最適です。

仕様

QUANTI-Luc™ 4 Lucia/Gaussia

コスト効率 1つで5 X 96 well プレートもしくは2 X 1536 wellプレートに十分な量
実用 調製後、QUANTI-Luc™ 4 Lucia/Gaussiaは 4℃で48時間、-20℃で1カ月安定
品質管理 各ロットは、Luciaリコンビナントタンパク質またはLuciaレポーター細胞を用いた機能アッセイで徹底的にテストされています。
構成性または誘導性Gaussiaの検出は、細胞アッセイを用いて確認されています。

QUANTI-Luc™ 4 Renilla

コスト効率 1つで5 X 96 well プレートに十分な量
実用 調製後のQUANTI-Luc™ 4 Reagentのワーキングソリューションは4℃で48時間、-20℃で1カ月安定。
調製後のQUANTI-Luc™ 4 Lysis Bufferのワーキングソリューションは4℃で1週間、-20℃で1カ月安定
品質管理 構成性または誘導性Renillaの検出は、細胞アッセイを用いて確認されています。

実験例

QUANTI-Luc4 Lucia/Gaussia検出溶液を用いたLuciaルシフェラーゼ検出結果の図

QUANTI-Luc™ 4 Lucia/Gaussia検出溶液を用いた10分間のLuciaルシフェラーゼ検出
IRF誘導性ルシアルシフェラーゼレポーター遺伝子を持つTHP1細胞を、STINGアゴニストである2'3'-cGAMP 30μg/mlとインキュベートした。一晩インキュベートした後、上清中のルシア活性をQUANTI-Luc™ 4 Lucia/Gaussia(安定剤なし、または安定剤あり)を用いて評価し、フラッシュ発光とグロー発光を測定した。データは、(A)相対発光単位(RLU)または(B)非誘導細胞に対するフォールド変化として示した。

Luciaルシフェラーゼのエンドポイント検出結果の図

Luciaルシフェラーゼのエンドポイント検出
IRF誘導性のLuciaレポーター遺伝子を安定的にトランスフェクトしたA549細胞を、LyoVecと複合化した3p-hpRNAの濃度を増加させながら培養した。一晩培養後、InvivoGen社のQUANTI-Luc™ 4 Lucia/Gaussia(安定剤なし)を添加した直後の上清中のルシア活性を評価した。データは相対光単位(RLU)で示した。

 
QUANTI-Luc 4 Renillaを用いたレニラ・ルシフェラーゼ検出結果の図

QUANTI-Luc™ 4 Renillaを用いた20分間のレニラ・ルシフェラーゼ検出
HEK 293細胞に、野生型レニラ・ルシフェラーゼをコードするNF-κB誘導性プラスミドを安定的にトランスフェクトした。これらの細胞を10ng/mlのhTNF-αとインキュベートした。一晩培養後、QUANTI-Luc™ 4溶解バッファーで細胞を溶解し、QUANTI-Luc™ 4レニラ検出試薬を用いてレニラ活性を測定した。データは(A)相対光単位(RLU)または(B)非誘導細胞に対するフォールド変化として示した。

レニラ・ルシフェラーゼのエンドポイント検出結果の図

Luciaルシフェラーゼのエンドポイント検出
野生型レニラ・ルシフェラーゼをコードするNF-κB誘導性プラスミドを安定的にトランスフェクトしたHEK 293細胞を、濃度を増加させたhTNF-αとインキュベートした。一晩培養後、QUANTI-Luc™ 4溶解バッファーで細胞を溶解し、QUANTI-Luc™ 4レニラ検出試薬を用いてレニラ活性を測定した。データは相対発光単位(RLU)で示した。

 

QUANTI-Luc™ 4 Lucia/Gaussia

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
QUANTI-LucTM 4 Lucia/Gaussia new詳細データ ING REP-QLC4LG1 500 TEST
[25 ml]
¥44,000
QUANTI-LucTM 4 Lucia/Gaussia new詳細データ ING REP-QLC4LG2 2*500 TEST
[2 x 25 ml]
¥82,000
QUANTI-LucTM 4 Lucia/Gaussia new詳細データ ING REP-QLC4LG5 5*500 TEST
[5 x 25 ml]
¥143,000
QUANTI-LucTM 4 Lucia/Gaussia new詳細データ ING REP-QLC4LG20 10000 TEST
[500 ml]
お問い合わせ

QUANTI-Luc™ 4 Renilla

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
QUANTI-LucTM 4 Renilla new詳細データ ING REP-QLC4R1 500 TEST
[25 ml]
¥45,000
QUANTI-LucTM 4 Renilla new詳細データ ING REP-QLC4R2 2*500 TEST
[2 x 25 ml]
¥85,000
QUANTI-LucTM 4 Renilla new詳細データ ING REP-QLC4R5 5*500 TEST
[5 x 25 ml]
¥148,000

製品使用文献

  1. 2023 Nat Commun. DOI: 10.1038/s41467-023-42572-0 Pathogen-driven degradation of endogenous and therapeutic antibodies during streptococcal infections. Toledo A.G. et al.
  2. 2023 Vaccines (Basel) DOI: 10.3390/vaccines11091404 Oral immunization with rVSV bivalent vaccine elicits protective immune responses, including ADCC, against both SARS-CoV-2 and Influenza A viruses. Ouyang M.J. et al.

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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