神経幹細胞1464R細胞は、Fischer 344ラット(成体・オス)の脳幹培養から得られた自然に不死化した細胞株です。長期間培養が可能であり、継代を重ねても形態の変質等がなく維持が可能です。レチノイン酸の存在下では、1464R細胞は分裂を停止し、主にチューブリンβ-III(TuJ1)陽性の神経細胞に分化します。さらにグリア細胞系としてGFAP陽性のアストロサイトやO4陽性のオリゴデンドロサイトにも分化します。
参考文献 2)では、弊社で販売しているラットシュワン細胞株(IFRS1)(品番:SWN-IFRS1C)と共培養したアッセイを行っており、細胞間相互作用に基づいた包括的な解析やメカニズムの解析の理解に寄与しています。ぜひ、神経細胞研究にお役立てください。
本製品は杏林大学・保健学部 分子神経生物学研究室 渡部 和彦 特任教授が樹立され、公益財団法人 東京都医学総合研究所のライセンスを受けて販売しています。