高い特異性と親和性を兼ね備えた抗体 組換えウサギモノクローナル抗体

抗原に対する高い親和性

ウサギの免疫システムは、マウスや他のげっ歯類が生成する抗体よりも通常10〜100 倍の親和性を持つ高親和性抗体を生成することができます。 これにより、低い発現量のターゲットを検出する際に特に有効です。

高い特異性

ウサギのB 細胞応答ライブラリはより大きく多様なため、ウサギ組換え抗体は、エピトープの変異、突然変異、構造変化などの微妙な違いを区別するのに有利です。 この高い特異性により、非特異的結合が低減します。

低容量（高希釈倍率）で検出可能

抗原への親和性が高いため、少量（高希釈倍率）で十分な検出が可能となります。

ロット間の変動が少ない

組換え技術により、抗体生産におけるバッチ間の一貫性が保証されます。

高い安定性

ウサギIgGは、N末端およびD-Eループのアミノ酸が少なく、重鎖の可変領域に追加のジスルフィド結合を有しています。 これらの構造的特徴により、ウサギ組換え抗体はより安定性が高く、長期保存や使用に適しています。

PT^® ウサギモノクローナル抗体のプラットフォームには以下の特長があります。

4 段階での特異性スクリーニング

ウサギに抗原を接種した後、4 段階での特異性スクリーニングを実施することで、特異性の高い抗体を取得しています。

内因性タンパク質による検証

抗体の検証では、ポジティブコントロールとして、組換えタンパク質ではなく、内在性の標的タンパク質を発現しているサンプルを使用しています。

多段階での精製

アフィニティークロマトグラフィーやイオン交換クロマトグラフィーなどの精製ステップを採用し、高純度な抗体を抽出・精製しています。

無血清・哺乳類発現システム

無血清・アニマルフリーのシステムで製造されているため、バッチ間の変動が低減されます。また、哺乳類発現システムにより、適切な翻訳後修飾が可能になり、自然な状態に非常に近い抗体が得られます。

AKT（Phospho Ser473）抗体（品番M3293）

左：NIH-3T3細胞およびPC-12細胞のWB画像。二次抗体にはHRP標識ヤギ抗ウサギIgG(H+L)抗体を使用した。
（予測バンドサイズ：55kDa、実測バンドサイズ：60kDa）
右：マウスの肺組織のIHC画像。

QSTM1/p62抗体（品番M3022）

左：PANC-1細胞、RT-4細胞およびPC-12細胞のWB画像。二次抗体にはHRP標識ヤギ抗ウサギIgG(H+L)抗体を使用した。
（予測バンドサイズ：48kDa、実測バンドサイズ：62kDa）
右：ヒトの大腸がん組織のIHC画像。

Cleaved Caspase-3 （Asp175）抗体（品番M3283）

NIH-3T3細胞およびApopidaで処理したNIH-3T3細胞のWB画像。
二次抗体にはHRP標識ヤギ抗ウサギIgG(H+L)抗体を使用した。
（予測バンドサイズ：17.19kDa 実測バンドサイズ：17.19kDa）

CD86抗体（品番M3020）

左：J774A.1細胞のWB画像。二次抗体にはHRP標識ヤギ抗ウサギIgG(H+L)抗体を使用した。
（予測バンドサイズ：35kDa　実測バンドサイズ：60〜85kDa）
右：マウスの脾臓組織のIHC画像。

Assay Biotechnology 社では、約800品目のウサギモノクローナル抗体を提供しています。
以下の手順で抗体をお探しください。

1. こちらをクリック。
2. 絞り込み検索で「品名」を選択し、ターゲットタンパク質を入力。（例：Caspase など）
3. 検索ボタンをクリック。

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