RhoGEF(グアニンヌクレオチド交換因子)exchange アッセイキットは、GTPase(GTPアーゼ)のヌクレオチド交換を蛍光により測定するキットです。
96ウェル/384ウェルフォーマットでご使用いただけます。
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RhoGEF(グアニンヌクレオチド交換因子)exchange アッセイキットは、GTPase(GTPアーゼ)のヌクレオチド交換を蛍光により測定するキットです。
96ウェル/384ウェルフォーマットでご使用いただけます。
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低分子量 GTPaseの Ras スーパーファミリー(例: Ras、Rho、Rab、Arf、Ran タンパク質)は、GDP結合型の「不活性化状態」と、GTP結合型の「活性化状態」とを循環するスイッチとして機能します。細胞内では、主に2種類の調節タンパク質によって、この2つの状態の循環が制御されています。活性化に関与するグアニンヌクレオチド交換因子(GEF: Guanine nucleotide Exchange Factor)と、不活性化に関与する GTPase 活性化タンパク質(GAP: GTPase Activating Protein)です。
GEF は、ターゲットとなる GTPase のヌクレオチド交換反応を触媒します。GEF がヌクレオチド結合型 GTPase に結合すると、結合したヌクレオチドが放出され、ヌクレオチドフリー型の GEF-GTPase 中間体が生成されます。このヌクレオチドフリー型複合体は、GEF が GTPase から放出された後、新しいヌクレオチドを取り込みます。GEF は一般的に、GTP 結合型 GTPase よりも GDP 結合型 GTPase により親和性が高く、細胞内における GTP と GDP の比率は約 10:1 であることから、GEF は GDP 結合型 GTPase から GTP 結合型 GTPase への交換を促進します。
本キットには、96ウェルプレートで 20アッセイ/各 GTPase、384ウェルプレートで 100アッセイ/各 GTPase 分の試薬が含まれています。
本キットは、蛍光ヌクレオチドアナログ N-methylanthraniloyl-GTP(mant-GTP)の GTPase への取り込みを測定します。取り込まれた量は、フリーと GTPase 結合 mant-GTP との差を分光法により測定することが可能です。mant-GTP が GTPase のヌクレオチド結合ポケットに結合すると、蛍光(励起: 360 nm、蛍光: 440 nm)が大幅に増大します(1、2)。
したがって、低分子量 GTPase 存在下での mant-GTP の蛍光強度の増大は、GTPase によるヌクレオチドの取り込み(またはすでに結合しているヌクレオチドとの交換)を示します。
Dbs(GEF のポジティブコントロール)の Cdc42、RhoA、Rac1 に対する交換活性を、96/384ウェルプレートを用いて測定した(図1、2)。
Dbs は、Cdc42 および RhoA に対しては高いGEF活性を示すが、Rac1 に対する活性は非常に低い。
図1 Dbs の Cdc42、RhoA、Rac1 の対する交換活性を、96ウェルハーフエリアプレートを用いて測定
図2 Dbs の Cdc42、RhoA、Rac1 の対する交換活性を、384ウェルプレートを用いて測定
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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RhoGEF Exchange Assay![]() |
CYT | BK100 | 1 KIT [60-300 assays] |
¥227,000 |
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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Rho GAP Assay Kit (non-radioactive)![]() |
CYT | BK105 | 1 KIT [80-160 assays] |
¥227,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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