ページの本文へ移動

記事ID : 44473
研究用

ウイルスに対する自然免疫防御などの研究に有用! 抗RIG-I 抗体

このエントリーをはてなブックマークに追加

本RIG-I抗体は、ヒト レチノイン酸誘導型遺伝子I (retinoic acid-inducible gene-I, RIG-I)を検出するモノクローナル抗体です。

背景

Retinoic acid-inducible gene-I( RIG-I )は自然免疫系において、重要な働きを持つRNAヘリカーゼであり、全長925aa、約116kDaのタンパク質分子です。N末側には2つのCARD(caspase recruitment domain)を持ち、C末側にはRNAの結合に関与するCTD(c terminal domain)が存在します。 RIG-Iは、細胞質内に存在しており、インフルエンザウイルス、センダイウイルス、肝炎ウイルスなどのウイルスが細胞内に進入した際、ウイルス由来のRNAを細胞内で認識し、抗ウイルス作用を有するI型インターフェロン産生の誘導や炎症性サイトカイン遺伝子などを活性化することが知られています。 そのため、本抗体は、ウイルスに対する自然免疫防御などの研究に有用です。

IIM_RIG-I_antibody_fig1.jpg
図1. RIG-Iの構造

IIM_RIG-I_antibody_fig2.jpg
図2. RIG-Iの作用機序

参考文献

  1. Onomoto K. et al:PloS One. 7(8):e43031,2012.

特長

仕様
品名 Anti RIG-I , Human  (Mouse)
品番 2AIIA01 2AIIA02
免疫原 リコンビナント完全長 精製抗原
エピトープ IIM_2AIIA01_epitope_477-925.png
a.a. 477-925
IIM_2AIIA02_epitope_218-229.png
a.a. 218-229
免疫動物 マウス
クローン N3508 N3530
精製 硫酸アンモニウム塩析精製
交差動物種 交差動物種:ヒト
不活性型、活性型(RNA結合型)ヒトRIG-I両方に反応する。
※ヒト以外の動物種については未確認
Ig Class IgG1κ
適用 ELISA/WB/ IF/IP/Gel shift assay
容量 0.2 mL
濃度 0.5mg /mL

使用例

品番:2AIIA01

IIM_2AIIA01_fig3.png

図3. Mouse mAb against RIG-I(N3508)in western blot Assay

IIM_2AIIA01_fig4.png

図4. Mouse mAb against RIG-I(N3508)in SupershiftAssay of RIG-I/RNA Complex

IIM_2AIIA01_fig5

図5. Mouse mAb against RIG-I(N3508)in IP Assays

 

品番:2AIIA02

IIM_2AIIA02_fig6.png

図6. Mouse mAb against RIG-I(N3530)in western blot Assay

IIM_2AIIA01_fig7.png

図7. Mouse mAb against RIG-I(N3530)in SupershiftAssay of RIG-I/RNA Complex

IIM_2AIIA02_fig8

図8. Mouse mAb against RIG-I(N3508)in IP Assays

 
品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Anti RIG-I, Human (Mouse) , N3508詳細データ IIM 2AIIA01 0.2 ML
[0.1mg/0.2mL]
¥134,400
Anti RIG-I, Human (Mouse) , N3530詳細データ IIM 2AIIA02 0.2 ML
[0.1mg/0.3mL]
¥134,400

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

お問い合わせ

「抗RIG-I 抗体」は、下記のカテゴリーに属しています。

メーカー・代理店一覧

サポート情報

SNSアカウント

オウンドメディア

※当社のWEBサイトはユーザーの利便性を最適にし、それを保証するためにクッキーを使用しています。
 このWEBサイトの利用を継続することで、クッキーの使用に同意することになります。

© COSMO BIO