本RIG-I抗体は、ヒト レチノイン酸誘導型遺伝子I (retinoic acid-inducible gene-I, RIG-I)を検出するモノクローナル抗体です。
背景
Retinoic acid-inducible gene-I( RIG-I )は自然免疫系において、重要な働きを持つRNAヘリカーゼであり、全長925aa、約116kDaのタンパク質分子です。N末側には2つのCARD(caspase recruitment domain)を持ち、C末側にはRNAの結合に関与するCTD(c terminal domain)が存在します。 RIG-Iは、細胞質内に存在しており、インフルエンザウイルス、センダイウイルス、肝炎ウイルスなどのウイルスが細胞内に進入した際、ウイルス由来のRNAを細胞内で認識し、抗ウイルス作用を有するI型インターフェロン産生の誘導や炎症性サイトカイン遺伝子などを活性化することが知られています。 そのため、本抗体は、ウイルスに対する自然免疫防御などの研究に有用です。
参考文献
- Onomoto K. et al:PloS One. 7(8):e43031,2012.
特長
使用例
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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Anti RIG-I, Human (Mouse) , N3508![]() |
IIM | 2AIIA01 | 0.2 ML [0.1mg/0.2mL] |
¥134,400 |
Anti RIG-I, Human (Mouse) , N3530![]() |
IIM | 2AIIA02 | 0.2 ML [0.1mg/0.3mL] |
¥134,400 |
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