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ROS1 は原癌遺伝子で、チロシンキナーゼインスリン受容体遺伝子のセブンレスサブファミリーのメンバーである。ROS1 は、様々 な腫瘍細胞株で高発現し、増殖分化因子の受容体として機能し、FIG 遺伝子は、神経膠芽腫細胞株においてROS1 遺伝子と融合する。ROS1/FIG 融合タンパク質は、恒常的に活性化されたチロシンキナーゼである。ROS1 とホスファターゼSHP-1 の直接的な相互作用により、 ROS1 を介したシグナル伝達は効率的に下方制御され、ROS1 の細胞質ドメインにある結合部位は、SHP-1 の N 末端SH2 ドメインに高い 親和性で結合する。