血清、血漿中のSARS-CoV-2 の中和抗体をELISA法により定量的に検出するキットです。
【特長】
- 簡単・迅速
- 標準的な装置で測定可能
- 特異性が高く、アッセイ間のばらつきが小さい
【用途】
- ウイルススパイク糖タンパク質(RBD)- ACE2受容体 の相互作用研究
- ワクチン・医薬品の開発
- COVID-19の疫学研究
【測定原理】
ウイルススパイク糖タンパク質レセプター結合ドメインであるRBDと細胞表面のレセプターであるACE2との相互作用を阻害する循環型の中和抗体を競合法により検出します。
図1 サンプル中に結合抗体のみが存在する場合、HRP-ACE2はプレコートされたS1 RBDに結合し、強いシグナルを発生します。
図2 サンプル中に中和抗体が存在する場合、S1 RBDに結合し、プレート上のHRP-ACE2との結合を阻害します。洗浄することでブロックされたHRP-ACE2は除去されるため検出されるシグナルは減少します。
【製品データ】
・アッセイ内精度:CV%<15%
3種類の既知濃度サンプルを1つのプレート上で20回テストし評価した。
・アッセイ間精度:CV%<15%
3種類の既知濃度サンプルを20回アッセイし評価した。
品名 |
品番 |
検出抗体 |
抗原 |
サンプル |
測定法 |
SARS-CoV-2 Neutralizing Antibody ELISA Kit |
CSB-EL33243HU |
中和抗体 |
S1 RBD |
血清、血漿 |
競合法 |