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記事ID : 34246
研究用

膜電位変化を検出 Screen Quest™ Membrane Potential Assay Kit *Orange Fluorescence*

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本商品は、イオンチャネルの開閉によって生じた膜電位変化をインジケーターで検出するキットです。インジケーターの赤色蛍光は、細胞内への侵入により蛍光が促進されるため、化合物スクリーニングや細胞の自己蛍光による干渉が最小限に抑えられます。

背景

膜電位とは、細胞内部と外部における電位の差を示します。膜電位により細胞がバッテリーとして機能でき、これが膜上に存在する様々な“分子装置”を操作する動力となります。神経細胞など電気的に興奮する細胞では、膜電位によってシグナル伝達を行います。膜のある一点においてイオンチャネルを開閉すると、膜電位に局所的変化が生じ、これにより膜の他の地点へと電流が急速に流れます。イオンチャネルは重要な創薬ターゲットとして認識されています。

構成内容

構成物 品番:35999 品番:36000 品番:36001
Component A: MP Sensor 1バイアル
(15 µL)
1バイアル
(150 µL)
10バイアル
(150 µL/バイアル)
Component B: 10X Assay Buffer 1本(1 mL) 1本(10 mL) 1本(100 mL)
Component C: HHBS (20 mM Hepesを加えたHanks' buffer) 1本(9 mL) 1本(100 mL) 添付なし

実験の流れ

  1. 細胞を生長培地で調製
  2. MP色素溶液を添加
  3. 室温で30 〜 60分培養
  4. 膜電位に変化を与える化合物の添加前後での蛍光変化をモニター(Ex/Em=530/570nm)

製品データ

P2X受容体を一過性にトランスフェクションさせたHEK細胞におけるATP用量反応
図.1 P2X受容体を一過性にトランスフェクションしたHEK細胞におけるATP用量反応
P2X受容体を一過性にトランスフェクションしたHEK細胞をCostar black wall/clear bottom 96-well plateに播種(40,000 cells/100 µL/well)して一晩培養した。細胞に100 µL のMP色素溶液を加え、5% CO2、37℃で60分間培養した。蛍光シグナルを底面読み取りモードで測定した(Ex/Em = 620/650 nm (カットオフ:630 nm))。

Screen Quest™ Membrane Potential Assay Kit *Orange Fluorescence*

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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