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記事ID : 36203
研究用

ハイスループットアッセイに洗浄ステップなしのバッファー付きキット Screen Quest™ Fura-2 No Wash カルシウムアッセイキット

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本キットはレシオメトリックなカルシウム指示薬Fura-2 AMを用いた細胞内カルシウムアッセイキットで、G-タンパク質共役型受容体(GPCR)やカルシウムチャネルの活性化による細胞内カルシウム動態を均一に測定することができます。
Fura-2 AMは細胞内に入ると、エステラーゼによりAM基が切断され、負に荷電した蛍光色素が産生されます。カルシウムと結合するとその蛍光波長は青色にシフトします。細胞をアゴニストで刺激し細胞内カルシウムが上昇すると、Fura-2の短波長の蛍光強度が増大します。Fura-2は2波長のレシオメトリックという特性をもつため、単一波長のFuluo-4に比べて、より精度の高い理想的な細胞内カルシウム濃度測定が可能です。本アッセイは、便利な96穴または384穴マイクロタイタプレートフォーマットで実行でき、ハイスループットアッセイや自動化にも応用可能です。

特長

  • 洗浄ステップ不要
  • 便利なバッファー付きキット

構成内容

  • Component A: Fura-2 AM
  • Component B: 10X Pluronic® F127 Plus
  • Component C: HHBS (Hanks’ buffer with 20 mM Hepes)

プロトコール概要

  • 増殖培地中で細胞を準備する。
  • Fura-2 AM dye-loading solution(96穴プレートには100μL/穴、384穴プレートには25μL/穴)を添加する。
  • 37℃で1時間培養する。
  • 蛍光強度をEx/Em = 340/510 nm と380/510 nm で観察する。

主要なパラメーター

機器 蛍光マイロプレートリーダ
励起 340/380 nm
蛍光 510 nm
カットオフ 470 nm
推奨プレート Black wall/Clear bottom
機器の仕様 Bottom read mode/Programmable liquid handling

データ例

CHO-K1細胞におけるATP用量反応
図1. CHO-K1細胞におけるATP用量反応
CHO-K1細胞をCostarの96穴Black wall/Clear bottomプレートに40,000 細胞/100μL/wellで播種して一晩培養した。細胞は、100μLのScreen Quest™ Fura-2 No Wash calcium assay kitと共に室温で1時間培養した。表記した最終濃度になるようATP(50μL/well)をFlexStation(Molecular Devices)で添加した。

Screen Quest™ Fura-2 No Wash カルシウムアッセイキット

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Screen QuestTM Fura-2 No Wash Calcium Assay Kit詳細データ ABD 36320 10 PLATE
¥96,000
Screen QuestTM Fura-2 No Wash Calcium Assay Kit詳細データ ABD 36321 100 PLATE
お問い合わせ

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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