ヒト血漿/血清/尿から循環遊離 DNA (cfDNA) と腫瘍由来の細胞外小胞 (EV) 中のDNA を選択的に精製するキットです。 エクソソームの分離は独自のペプチドアフィニティ法に基づいています。
アプリケーション
- 腫瘍由来の EVおよび循環 DNA (cfDNA) の分析前精製に
- デジタル PCR (dPCR) による突然変異の検出に適したDNAを単離できる
- 精製されたDNAはdPCR、qPCR、NGSに適用する
図1. キットで精製した腫瘍由来DNAからの突然変異の検出
突然変異遺伝子を持つEVとcfDNAを、単独または一緒に健康なドナー血漿にスパイクし、SeleCTEV™または他社品を用い、DNAを精製した。SeleCTEV™は他社品よりも突然変異遺伝子のあるEVとcfDNAの両方を精製することができ、他社品よりもEVとcfDNAを分離する効率的な方法であるとわかった。
図2. 転移性黒色腫患者の腫瘍由来DNA解析
組織生検検査として、BRAF V600E 陽性腫瘍を有する 20 人の患者と野生型 (WT) 転移性黒色腫を有する 30 人の患者から血漿サンプルを採取した。 BRAV V600E および BRAF WT のコピーを、デジタルPCR によって検出した。 本キットで精製した腫瘍由来DNAからはBRAF V600E 遺伝子コピーが 11 人で検出され、他社品で精製した場合には8人でしか検出されなかった(変異体コホートの血漿サンプルを使用)。
図3.
SeleCTEV™ と他社キットを用い、BRAF阻害剤で治療されたMM患者の血漿中のセルフリーDNA (cfDNA) と腫瘍由来の細胞小胞(EV) 中のDNAを抽出し、BRAFV600Eレベルをモニタリングした。
患者1では、環BRAFV600Eレベルのリバウンドと予後不良が確認でき、3 ヵ月以内に疾患が進行(DP) した。患者2 では、確認する期間内では疾患進行の証拠は観察されず、血漿中の変異遺伝子コピーは低いままか検出不可能なままであった。
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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SeleCTEV![]() |
HNB | HBM-EXS-DNA | 1 KIT [24 reactions] |
¥177,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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