ioSensory Neurons はヒト iPS 細胞由来感覚ニューロンです。細胞には、ドキシサイクリンで転写因子の発現を誘導可能な「opti-ox」カセット が組み込まれており、細胞融解後、ドキシサイクリンを添加し培養することで感覚ニューロンへ分化、成熟させます。
特長
- 純度が高い:培養開始後7 日目までに、侵害受容の特徴をもつ感覚ニューロンが得られる ( 純度99% 以上、single cell RNA-seq で確認済み)。
- 機能的:TRP アゴニストに応答したカルシウム流入が見られる。自発活動と機能的侵害受容性の表現型を示す。
- 簡便:1 種類の培地、2 ステップのプロトコールで分化・成熟させることが可能。
仕様
製品データ
細胞の形態
培養4日目にニューロンが確認され、7日目には神経ネットワークが確認された。(10X)
マーカータンパク質の発現
A
培養開始後14 日目の細胞について、BRN3A ( 赤)、ISL1( マゼンタ)、PRPH ( 赤)、神経細胞マーカーであるMAP2 ( 緑) およびTUBB3 ( 緑) の発現を確認した。
Single cell RNA-seqによるマーカー確認
培養7日目までに、感覚ニューロンマーカーであるISL1、ISL2、PRPH、BRN3Aおよび神経細胞マーカーであるTUBB3とMAP2の発現が確認された( 純度99% 以上)。また、ほとんどの細胞で侵害受容体マーカーであるNTRK1とTRPV1の発現が確認された。
ioSensory Neurons の自発活動は時間の経過とともに増加する
培養6日目から17日目のニューロンの成熟期において、時間の経過とともに自発的な活動が増加した。
(A)発火率、(B)スパイク振幅、(C)活動電極の割合
ioSensory Neurons は機能的な侵害受容体のフェノタイプを示す
温度感受性TRP チャネルであるTRPV1 、TRPM3 、TRPM8 を標的とするアゴニスト ( カプサイシン、CIM0216、WS12) で培養開始後14 日目のioSensory Neurons を刺激し、カルシウム流入イメージングを行った。アクティブトレースは、刺激により各細胞のカルシウム流入が上昇したことを示す。ioSensory Neuronsは、培養開始後14 日以内に機能的な侵害受容体の表現型を獲得している。
ヒトiPS 細胞由来感覚ニューロン
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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ioSensory Neurons - Human iPSC-derived Sensory neurons | BIT | IO1024S | 1 VIAL [2 x 10^6 cells/vial] |
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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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