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SGK3はSGKファミリーメンバーであり、PX(phoxhomology)ドメインをもつリン酸化タンパク質をコードする。PKD1はin vitroにおいてSGK3をリン酸化し活性化する。PKD1が10倍に増加することで、リン酸化SGK3も増加する。SGK3は、ヒト胚性腎臓細胞で発現させるとIGF1や過酸化物により著しく活性化されるが、PI3キナーゼ阻害剤で前処理することでその活性化を減ずることができる。酵母ツーハイブリッドスクリーニングにより、ヒトSGK3とGSK3βが直接相互作用することが示唆された。SGK3は複数の標的タンパク質をリン酸化し、中性アミノ酸輸送系やカリウムおよび塩素イオンチャネルの活性化において役割を担う。