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研究用

糖鎖を蛍光ラベル化 - 試薬が溶液状になりました!Signal™ 2-AB-plus 標識キット

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還元的アミノ化により、糖鎖(グリカン)を 2-AB(2-アミノベンズアミド)で蛍光標識するキットです。還元末端がフリーとなっている精製された糖鎖やグリカンプールを標識することができます。

Signal™ 2-AB-plus 標識キットは、従来品(2-AB 標識キット、品番: GKK-404)を改良した製品で、2-AB と還元剤があらかじめ溶液になっています。
ガラスアンプルから調製する手間がかからず、必要な分だけ使用したら、キットの残りを保存しておいて、後で再度使用することができます。

背景

糖鎖分子はUVや可視光に吸収がほとんどないため、糖鎖解析には糖鎖に適切な標識を行い定量・検出する手法が広く用いられています。還元的アミノ化反応を用いて、遊離させた糖鎖のフリーの還元末端を蛍光タグで標識します。LC/MS法を用いて、標識した糖鎖を精製して分離し、同定および定量することができます。

特長

  • 一般的な標識効率: >85%
  • 各反応につき最大 50 nmol の糖鎖(グリカン)の標識が可能(最大48サンプル)
  • 標識試薬の保存・再使用が可能
  • 糖鎖プロファイリング・定量に有用

構成内容

  • 2-AB 溶液
  • 還元剤溶液

 

[その他で必要な試薬・機器]

  • GlykoPrep クリーンアップモジュール(品番: GS96-CU)または GlycoClean™ S カートリッジ(品番: GKI-4726) 標識前・後のクリーンアップのために、1サンプルにつき1カートリッジが必要
  • 蒸留水(HPLC用)
  • アセトニトリル(HPLC用)
  • 65℃にセットしたヒーティングブロック/オーブン/ドライヒーターなど
  • 遠心濃縮装置(例: Savant、Heto、または同等製品)
  • 反応バイアル(例: ポリプロピレン製バイアル)

原理

標識反応は、以下の2段階のプロセスで行われます(図1)。

  1. シッフ塩基の形成
    この反応には、開環状と閉環状の平衡状態にある遊離の還元末端を有する糖鎖(グリカン)が必要です。蛍光色素(2-AB)の第一級アミン基が、非環状の還元末端残基のカルボニル炭素に求核攻撃を行い、部分的に安定したシッフ塩基を形成します。
  2. シッフ塩基の還元
    シッフ塩基のイミン基がシアノ水素化ホウ素により還元され、安定な標識糖鎖となります。

2-AB による糖鎖の標識

図1 2-AB による糖鎖の標識

プロトコール

  1. 標識の前に、糖鎖サンプルを精製し、タンパク質、塩、界面活性剤などの、標識に影響する可能性のある物質を除去する必要があります。糖鎖の単離には次のような方法があります。
    • 冷エタノール沈殿
    • ろ過(分子量カットオフ)
    • 固相抽出(例: HILIC、順送、逆相)
  2. 各サンプルを反応バイアルに入れ、乾燥させる。
  3. キットに付属の試薬を混合し、標識試薬を新しく調製する。
  4. サンプルに標識試薬を添加し、65℃で1-4時間インキュベートする。
  5. GlykoPrep クリーンアップモジュール(品番: GS96-CU)または GlycoClean™ S カートリッジ(品番: GKI-4726)を使用して、サンプルから過剰な標識試薬を除去する。

Signal™ 2-AB-plus 標識キット

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
SignalTM 2-AB-plus Labeling Kit, 2-Aminobenzamide PZM GKK-804 48 RXN
¥77,000

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GlykoPrep(R) Cleanup Module (96-ct) PZM GS96-CU 1 EACH
[96 wells]
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品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Glyko(R) GlycoCleanTM S Cartridges詳細データ PZM GKI-4726 1 SET
[12 cartridges]
¥44,000

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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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