細胞または組織中の可溶性コラーゲンを96ウェルプレートで測定するキットです。
コラーゲン(Gly-x-y)の3重らせん構造を染色するシリウスレッド試薬を添加して比色測定します。
- [関連] ヒドロキシプロリンアッセイ
細胞または組織中の可溶性コラーゲンを96ウェルプレートで測定するキットです。
コラーゲン(Gly-x-y)の3重らせん構造を染色するシリウスレッド試薬を添加して比色測定します。
コラーゲンは、動物の結合組織の主要な構成物質として機能します。
皮膚や靱帯などの繊維組織に含まれるほか、骨、軟骨、角膜中にも大量に存在し、加水分解するとゼラチンを形成します。ゼラチンは、骨や皮膚疾患の治療や食品産業において使用されています。コラーゲンは、動物の体内に最も豊富に存在する動物性タンパク質であり、総タンパク質量の約30%を占めます。
プロリンの修飾体であるヒドロキシプロリンは、主にコラーゲン中にみられ、Gly-X-Y の繰り返し配列を有するコラーゲンの「Y」の位置に存在します。 ヒドロキシプロリンは、コラーゲンらせん構造内にシャープなねじれを形成し、コラーゲンの安定化に寄与します。
コラーゲンは心臓で重要な構造的役割を果たします。心臓の細胞外マトリックスは、主に線維性コラーゲンで構成されており、心筋の完全性を維持し心臓の力の伝達を可能にするとともに、筋細胞の配向にも寄与します。したがって、コラーゲン合成の制御、合成後のアセンブリ、翻訳後修飾、分解の過程に問題が生じると、心筋機能に大きな影響を与えることがあります。
コラーゲンは臨床的用途でも利用されており、治癒過程の火傷患者を治療する形成外科や、骨を再構築するために歯科や整形外科等で使用されています。コラーゲンはその三重らせん構造のために非常に強い分子であり、特に骨移植のために使用されます。
ヒトおよびウシコラーゲンは、しわおよび皮膚の老化を治療するために皮膚充填剤として使用されています。
図2. 可溶性コラーゲンスタンダードカーブ
図3. ニワトリ肝臓中の可溶性コラーゲンの測定
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
Soluble Collagen Assay Kit![]() |
CBL | MET-5016 | 96 ASSAY |
¥168,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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