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SRC ファミリーは非受容体型チロシンキナーゼに属す。SRC は当初、ラウス肉腫ウイルス(RSV)の形質転換タンパク質として同定され、タンパク質基質内のチロシンをリン酸化する能力を有する。SRC は数々のヒト悪性腫瘍において過剰発現して活性化され、癌の発生や遠隔転移の進行に関与することが示唆されている。SRC の癌における主な役割として、細胞増殖の増大に加え、腫瘍進行に寄与すると思われる浸潤や運動性の促進といった機能をもつと考えられる。