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記事ID : 46709
研究用

Transfectamine™ シリーズ Transfectamine™ mRNA

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Transfectamine™ mRNAは、核細胞、特に動物細胞に高濃度のmRNAを効率的にトランスフェクションできる試薬です。
核への取り込みが不要なため、DNAトランスフェクションよりも迅速にタンパク質発現が可能で、ゲノム挿入のリスクもありません。 また、特別な培地が不要で、操作も簡単です。

特長

細胞腫 HeLa細胞
初代培養細胞
幹細胞
神経細胞
がん細胞
接着性/浮遊性 接着性 浮遊性
ペイロード mRNA
導入方法 In vitro

プロトコル

プロトコルの例

  1. 約90%のコンフルエントまで細胞を培養し、培地交換を行う。
  2. Transfectamine™ mRNA-RNA混合物※を用意し、細胞に加える。
  3. 1晩分化させ、適切な方法でトランスフェクション効率を分析する。

Transfectamine™ mRNA-RNA混合物調製方法

  1. 2.5 µg のmRNA を無血清培地 200 µLと混合する。
  2. 手順1にTransfectamine™ mRNA を7.5 µLを加える。
  3. よく混合し、室温で20分間インキュベートする。

※ Transfectamine™ mRNAとmRNAの比率は、異なる細胞株ごとに最適化する必要があります。 一般的に、推奨される比率は、Transfectamine™ mRNA 3〜5 µLに対して、mRNA 1 µg です。

表. 6ウェルプレートおよび10 cmプレートのサンプルプロトコル詳細
成分 6ウェルプレート(1ウェルあたり)
新鮮な培養培地 2 mL
プラスミド 〜 2.5 µg
無血清培地 200 µL
Transfectamine™ mRNA 〜 7.5 µL

製品使用例

ABD_transfectamine_mRNA_fig1.jpg
図1. HeLa細胞におけるトランスフェクション効率の比較(上段)と細胞毒性の比較(下段)
(上段)HeLa細胞を6ウェルプレートで約90%のコンフルエントまで培養した。他社製品およびTransfectamine™ mRNAを用いて、それぞれ2.5µgのmRNAをトランスフェクションした。画像はトランスフェクションから18時間後に、FITCチャネルを備えた蛍光顕微鏡を用いて撮影した。
(下段)他社製品およびTransfectamine™ mRNA のトランスフェクション効率は同程度であったが、他社製品でトランスフェクションしたサンプルのほとんどがスクランブル状態であったのに対し、Transfectamine™ mRNA でトランスフェクションした細胞ははるかに健全に見えた。

ABD_transfectamine_mRNA_fig2.png
図2. HeLa細胞における細胞生存率の比較
HeLa細胞を、それぞれTransfectamine™ mRNAトランスフェクション試薬および他社製品 を用いて、mRNAを添加せずに推奨プロトコルに従ってインキュベートした。24時間後、両群の細胞生存率をCell Meter™ Colorimetric WST-8細胞定量キット(品番:22770)を用いて測定した。460nmにおける吸光度が高いほど、生存細胞数が多いことを示す。

本製品の使用文献はこちら外部リンク

Transfectamine™ mRNA

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
TransfectamineTM mRNA Transfection Reagent詳細データ ABD 60029 50 UL
¥9,000
TransfectamineTM mRNA Transfection Reagent詳細データ ABD 60030 500 UL
¥44,000
TransfectamineTM mRNA Transfection Reagent詳細データ ABD 60031 5 ML
¥212,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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