カコジル酸ナトリウムフリー Cell Meter™ TUNEL アポトーシスアッセイキット

Cell Meter™ TUNEL アポトーシスアッセイキットは、アポトーシスで形成されるDNA断片の 3'OH 末端に、蛍光色素 TF3 で修飾した TF3-dUTP（deoxyuridine 5'-triphosphates）を結合させることで、細胞のアポトーシスを直接検出するキットです。
本キットは、カコジル酸ナトリウム（強い毒性）を含まない、独自のバッファーを使用しています。

DNA 断片化は、アポトーシス後期に特徴的に認められます。アポトーシス細胞における DNA 断片化は、TUNEL（TdT-mediated dUTP nick end labeling）法によって検出することができます。TUNEL法では、TdT（terminal deoxynucleotidyl transferase）を用いて、二次的にマーカーで標識した dUTP を DNA 中のニック（nick）に付加することで検出します。既存の TUNEL アッセイでは、多くの場合、強い毒性を持つカコジル酸ナトリウム（アポトーシスを誘発し、DNA産生およびDNA鎖を減少させる可能性がある）が用いられています。

• カコジル酸ナトリウム不含： 特別な廃棄処理が不要です
• 使いやすい： 必要な試薬が全て含まれています。抗体は使用しません。
• 各試薬を単品で購入するよりもお得です

• Component A: 100× Tunnelyte™ Red（品番22844)、Tunnelyte™ Green（品番22849)
• Component B: Reaction Buffer
• Component C: 1000× Hoechst

• 品番22844 : Ex/Em = 550/590 nm
• 品番22849 : Ex/Em = 490/520 nm

1. 試験化合物で細胞を処理する
2. 細胞を 4％ ホルムアルデヒドで固定する
3. 反応混合液を添加し、37℃ で1時間インキュベートする
4. 細胞を洗浄し、品番22844 : Ex/Em = 550/590 nm、品番22849 : Ex/Em = 490/520 nmで解析する。

図1. スタウロスポリン処理したHeLa細胞におけるTUNEL反応の蛍光画像 (品番22844使用)
100 nMもしくは1μM スタウロスポリン (SS) で4時間反応させたHeLa細胞及びコントロール用の未処理細胞に反応ミクスチャーを加え、37℃で1時間インキュベートした。赤色蛍光シグナルを蛍光顕微鏡 (TRITCフィルターセット) で解析した。SS処理した細胞では、蛍光標識したDNA鎖断片が強い蛍光を示す。

図2. スタウロスポリン処理したHeLa細胞におけるTUNEL反応の蛍光画像 (品番22849使用)
100 nMもしくは1μM スタウロスポリン (SS) で4時間反応させたHeLa細胞及びコントロール用の未処理細胞に 反応ミクスチャーを加え、37℃で1時間インキュベートした。緑色蛍光シグナルを蛍光顕微鏡 (TRITCフィルターセット) で解析した。SS処理した細胞では、蛍光標識したDNA鎖断片が強い蛍光を示す。

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