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記事ID : 34462
研究用

糖タンパク質からN-結合型糖鎖を遊離、V-Tag標識! V-Tag Glycan Release and Labeling Kit

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Ludger社のV-Tag Glycan Release and Labeling Kit は、糖タンパク質からN-結合型糖鎖の遊離・標識・精製までを、1個の IgGタイプのサンプルではわずか1時間以内、30個のIgGタイプのサンプルでさえも2時間で完結できます。(ただし、PNGase Fによる遊離のタイミングは 複雑なタイプのサンプルでは調整が必要です)。

本キットで標識した糖鎖は、(U) HPLC分析が可能です。また、V-Tag で一度標識された糖鎖は、構造解析用にエキソグリコシダーゼ処理も可能です。

V-tag色素

V-tag色素

背景

本キットは、PNGase F切断後にアミノグリカンを蛍光標識するように設計されています。 アミノグリカンは時間とともに加水分解されるてしまうため、PNGase F処理後、ただちに切断された糖鎖に蛍光色素を添加する必要があります。

V-tag 標識された糖鎖は、N-結合型糖鎖に使用される同じHILICモードHPLC または UHPLCクロマトグラフィーを使用して分離することができます。HPLC用のLudgerSep N2 HILICカラム (LS-N2-2.0X150) または UHPLC用Waters BEH Glycan 2mm x 150mm カラムなどが分離に使用できます。

特長

  • (U) HPLCを使った糖鎖の解析・定量が可能
  • 早くて簡単 : PNGase F処理・標識・精製が短時間で完結
  • 適用サンプル:N-結合型糖鎖を含む糖タンパク質および糖ペプチド
    (α1-3結合コアフコースを持つ植物、昆虫および寄生虫などの哺乳類以外の糖鎖は、添付の PNGase Fでは切断できません。別途PNGase A をご使用ください。)
  • 標識サンプル数:30サンプル分
  • サンプル当たりの必要糖タンパク質量:100 µg
  • エキソグリコシダーゼ処理対応 : V-Tag標識糖鎖は、構造解析用にエキソグリコシダーゼ処理も可能

本キットのプレゼンテーションはこちら PDF

構成内容

  • LudgerZyme™ rPNGase F release kit:
    • PNGase F (Elizabethkingia miricola)
    • 10X Glycoバッファー2
    • 10X 糖タンパク質変性バッファー
    • 10% NP-40溶液
  • V-tag色素
  • DMSO
  • LudgerClean™ VSPEカートリッジ
  • ギ酸アンモニウムバッファー
  • 酢酸アンモニウムバッファー

アッセイの概要

  1. PNGase F による糖鎖遊離
    キットに含まれるPNGase Fキットを使ってタンパク質からN-結合型糖鎖を遊離します。
  2. V-tag色素の添加
    PNGase F処理が終了したらすぐに遊離したN-結合型糖鎖にV-tag色素を添加します。各サンプルに標識溶液を添加してください。
  3. インキュベート
    標識反応を薦めるためにサンプルをインキュベートします。
  4. 標識後のクリーンナップ
    標識後、余分なV-tag色素をキットに入っているカートリッジで除去します。
  5. 保存もしくは標識糖鎖の解析
    標識糖鎖をすぐに解析するか、または凍結保存します。

アッセイの概要
図.1 アッセイの概要

V-Tag Glycan Release and Labeling Kit

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
VTAG glycan release & labelling kit詳細データ LUD LT-VTAG-C30 1 KIT
[30 samples]
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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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