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YES1 はヤマグチ肉腫ウイルス癌遺伝子の細胞相同体であり、チロシンキナーゼ活性をもち、SRC ファミリーに属する。YES1 は、第 18番と第22番染色体上のチミジル酸合成酵素遺伝子の近隣に位置する。YES1 の活性化は、肝細胞の悪性化において重要な役割を担うと考えられており、未分化状態での幹細胞維持に重要である。YES1 は、初期段階の肝細胞癌検出に有用なマーカーであり、胃癌の腫瘍発生や転移において重要な役割を担う。YES1 誘導により癌細胞の運動性が増大することから、YES1 は腫瘍生長ではなく癌伝播や転移を促進するのではないかと考えられている。