認知症、アルツハイマー病の診断マーカー研究との関連が示唆されているCRF(副腎皮質刺激ホルモン放出因子/Corticotropin Releasing Factor)を測定するためのELISAキットです。
認知症、アルツハイマー病の診断マーカー研究に ヒトCRF 測定ELISAキット
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背景
副腎皮質刺激ホルモン放出因子/CRF について
Corticotropin Releasing Factor(副腎皮質刺激ホルモン放出因子、CRF)は神経ペプチドで、中枢神経系及び下垂体を介し、ストレスに対する調節作用があります。特に近年CRFとストレス及びアルツハイマー病(AD)の関連が注目され、うつ病、不安神経症等で脳脊髄液(CSF)中のCRF の濃度が変化することが指摘されています。
ADとの関連に対する研究においてCRF は、神経化学物質マーカーとして早期の認知症及びAD 患者の診断に有用であることが示唆されました。また、血中や組織中でCRF は、通常binding protein(BP)と結合した形で存在しますが、ヒト脳中のCRFがBPとの結合によりCRF受容体結合能を失うため、人の脳中遊離CRF 量は、CRF-BP 結合によって決定されることが示されました。こうした結果から脳内遊離CRF を増加させることで、AD の治療につながる可能性があるとの報告もあります。
さらに、培養神経細胞ではCRF の添加によりアミロイド−βペプチドによる細胞死が抑制されたことから、CRF は脳内ニューロンに対し保護作用があると示唆されています。
特長
● 測定範囲>有効測定範囲:0.078〜2.5ng/ml
構成内容
- 標識特異抗体液(ビオチン標識ウサギ抗CRF抗体)
- 標準品
- 測定プレート(ウサギ抗CRF抗体固定化済み)
- 酵素基質液
- HRP標識ストレプトアビジン溶液
- 酵素反応停止液
- 緩衝液
- 濃縮洗浄液
- プレート密閉用シール
その他
- サンプル量: 50µl (Pretreated plasma)
- 測定時間: 7.5時間
使用例
図1 検量線
ヒトCRF 測定ELISAキット
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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