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記事ID : 44876
研究用

MDM2遺伝子の増幅を検出するin situハイブリダイゼーションプローブ ZytoLight® SPEC MDM2/CEN 12 Dual Color Probe

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ZytoLight® SPEC MDM2/CEN 12 Dual Color Probeは、MDM2遺伝子の増幅や12番染色体のαサテライトを検出するために設計されています。

背景

MDM2は、染色体領域12q15に位置し、癌抑制因子p53の主要な制御因子であるE3ユビキチンリガーゼをコードします。MDM2は、染色体領域の増幅により、軟部肉腫、骨肉腫、神経膠腫、NSCLC、胃がん、乳がんなどの多くの腫瘍で過剰発現しています。成人に最も多い軟部腫瘍である高分化脂肪肉腫(WDLPS)は、MDM2癌遺伝子を有する12q由来の染色体の増幅が特徴です。一方、WDLPSとの鑑別が難しいとされている脂肪腫は12q13-15を含む転座を示します。したがって、12q14-15増幅の検出は、WDLPSと脂肪腫を鑑別するために有用であると考えられます。

構成内容

  • ZyGreen labeled polynucleotides (excitation 503 nm/emission 528 nm)
    MDM2遺伝子領域を有する12q15*(chr12:69,071,802-69,565,421)の配列をターゲットとするプローブ
  • ZyOrange labeled Polynucleotides (excitation 547 nm/emission 572 nm)
    12番染色体のαサテライトセントロメア領域D12Z3に特異的な12p11.1-q11の配列をターゲットとするプローブ
  • Formamide based hybridization buffer
    *Human Genome Assembly GRCh37/hg19による

プローブの概要

プローブの検出位置
図1
プローブの検出位置
SPEC MDM2/CEN 12プローブマップ
図2
SPEC MDM2/CEN 12プローブマップ
 

使用例

正常な間期の核では、2つの橙色のシグナルと2つの緑色のシグナルが検出されます。MDM2遺伝子座が増幅された細胞では、緑色のシグナルが複数、あるいはクラスターとして検出されます。

正常な間期の細胞
図3
正常な間期の細胞
MDM2および CEN12の増幅を伴う脂肪肉腫
図4
MDM2および CEN12の増幅を伴う脂肪肉腫
 

ZytoLight® SPEC MDM2/CEN 12 Dual Color Probe

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
ZytoLight(R) SPEC MDM2/CEN 12 Dual Color Probe, ZyOrange/ZyGreen詳細データ ZYV Z-2013-50 50 UL
[5 test]
¥88,000
ZytoLight(R) SPEC MDM2/CEN 12 Dual Color Probe, ZyOrange/ZyGreen詳細データ ZYV Z-2013-200 200 UL
[20 test]
¥292,000

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関連情報

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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