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ERBB2遺伝子の増幅を検出する蛍光 in situ ハイブリダイゼーションプローブ ZytoMation® ERBB2/CEN 17 Dual Color FISH Probe

メーカー名：ZytoVision GmbH

The ZytoMation® ERBB2/CEN 17 Dual Color FISH Probe は、乳がんなどの固形悪性腫瘍で頻繁に認められる ERBB2 遺伝子増幅を検出するために設計されています。

背景

ERBB2 遺伝子（別名 HER2 および NEU）は染色体領域 17q12 に位置し、細胞増殖因子受容体として働く 185-190 kDaの膜貫通糖タンパク質 p185 をコードしています。ERBB2 は、EGFR (ERBB1, HER1), ERBB3 (HER3), ERBB4 (HER4) などを含む Erb-b2 受容体チロシンキナーゼ（RTK）ファミリーの一員です。がん原遺伝子ERBB2の増幅は、全乳がんサンプルの約20％で観察され、この疾患の予後不良と相関しています。同様の結果は、卵巣がん、胃がん、唾液腺がんなど、他の様々な悪性新生物でも確認されています。

構成内容

ZyGreen labeled polynucleotides (excitation 503 nm/emission 528 nm)
染色体領域17q12-q21.1^*(chr17:37,572,531-38,181,308)のERBB2遺伝子をターゲットとするプローブ
ZyOrange labeled polynucleotides (excitation 547 nm/emission 572 nm)
染色体領域17p11.1-q11.1のαサテライトテロメア領域（D17Z1）をターゲットとするプローブ
Formamide based hybridization buffer

^*Human Genome Assembly GRCh37/hg19による

プローブの概要

ERBB2/CEN 17 Dual Color FISH Probeは、17番染色体のαサテライトテロメア領域（D17Z1）に特異的な橙色の蛍光色素直接標識プローブと、ERBB2遺伝子を有する染色体領域17q12-q21.1に特異的な緑の蛍光色素直接標識プローブを含んでおり、ERBB2遺伝子の発現を確認できます。