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記事ID : 42718

FAQ:ABEE標識化キットについて

【商品詳細】

1.ABEE Labeling Kit(品番:J710)について

【01】 ABEE試薬の保存性

酢酸と還元剤を添加した後はなるべく早く使用する。使い切れなかった場合は-20℃で1ヶ月程度保存可能。凍結品を再度使用する場合、加温して再融解する(凍結再融解は1回のみ)。

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【02】 標識糖の保存性

冷蔵(4℃)で1週間以内、冷凍(-20℃)で1カ月以内程度での分析を推奨。

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【03】 バイアル瓶のネジ口部分にABEEの結晶が付着している

溶剤が入っているため微量漏出してしまう。ABEE試薬は大過剰量添加しているため、多少漏出していても問題なく使用できる。溶剤が完全に蒸発していないことを要確認。

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【04】 クロロホルムを使用したくない

酢酸エチルで代替可能。酢酸エチルは比重が水より軽いため、抽出後回収する水層は下の層になる。
【参考文献】S Suzuki, Analytical Sciences, 2013, 29(12), 1117-1128, DOI:10.2116/analsci.29.1117

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【05】 検出できない糖は

糖の還元末端(アルデヒド)を標的として蛍光標識化するキットなので、スクロースなどの非還元糖は標識化できず検出もされない。非還元糖であっても酸加水分解で還元末端が露出すれば標識化できる。

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【06】 酸処理による糖の分解

酸性糖(シアル酸、グルクロン酸、ガラクツロン酸)は酸処理によって多くは分解される。弊社別売りの標準糖(品番:J713、J714)については酸処理で分解されない。

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2.分析カラム(品番:J715 Honenpak C18)について

【07】 カラムの使用回数

試料にもよるが、ホウ酸系の分析の場合100 回程度が劣化の目安。TFA 系の分析ではホウ酸系より長持ちする。

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【08】 カラムの劣化が早い

  1. ホウ酸系の場合、バッファーA(ホウ酸緩衝液)はカラムを劣化させる。連続分析の最後はバッファーB(0.01%TFA/50%アセトニトリル水溶液)で終了し、分析終了後は速やかに50%以上のアセトニトリル水溶液で洗浄する。
  2. 高温での分析を行わない(○30℃ ×45℃)。
  3. アルカリ耐性のない部材を使用した機器構成の場合、材質が溶出しカラム詰まりの原因となることがある。
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【09】 汚れが気になるので洗浄したい

移動相B(0.01%TFA、50%アセトニトリル水溶液)で洗浄する。洗浄にかかる時間はカラムの使用頻度や試料の種類などによるので、洗浄中のクロマトグラムを見ながら調整する。

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3.分析について

【10】 保持時間のずれ

  1. 保持時間はアセトニトリル濃度に大きく影響されるため、バッファーを正確に調製する(品番:J712 Solvent Set の使用を推奨)。アセトニトリルを購入後半年以上経過している場合、劣化している可能性があるため新規購入する。
  2. 分析時間を短縮するとカラムに標識糖が蓄積され、2 回目以降の分析でピークのずれが生じたり、ダブルピークとなることがある。
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【11】 ピークが出ない・小さい

  1. 分析の最後に未標識のABEE ピークが出ることを確認する。
  2. 標識操作で酸の揮発が不十分だと還元アミノ化反応に影響を及ぼすので、蒸発・乾固の温度を上げる、時間を延ばす、2-プロパノールによる洗浄回数を増やすなど行う。
  3. インジェクターに詰まりが発生していないか確認する(アルカリ耐性であるかも要確認)。
  4. 検出器が劣化していないか確認する。
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