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Q&A

記事ID : 47141

FAQ:Peptide-Ready MHCについて

【01】Peptide-ready MHC とは何ですか?また、免疫学研究においてどのように使用されますか?

Peptide-ready MHC(prMHC)は、抗原ペプチドが結合していない状態で安定化されたリコンビナント MHC Class I 分子です。これにより、研究者は自身のラボでカスタムペプチドを容易にロードすることが可能になります。主な用途としては、TCR スクリーニング、フローサイトメトリーによる抗原特異的 T 細胞の検出、ネオアンチゲンの評価、そして SPR や ELISA を用いた親和性解析などが挙げられます。

【02】ペプチドを prMHC にロードする方法と、推奨されるプロトコルを教えてください。

ロード手順は非常にシンプルです。まず抗原ペプチドを DMSO または PBS に溶解し、5:1 から 10:1 のモル比で prMHC と混合します。その後、室温で 5~10 分間インキュベートするだけで完了です。UV 照射やペプチド交換、洗浄ステップなどは一切不要です。

【03】prMHC のモノマーとテトラマーの違いは何ですか?

prMHC モノマーは、安定化されたペプチドフリーの α 鎖と β2-ミクログロブリンで構成されています。テトラマーは、このモノマーを4つ多量体化させたもので、主にフローサイトメトリーでの使用に適しています。一般的に、モノマーは SPR、ELISA、またはプレートベースの親和性アッセイに使用され、テトラマーは抗原特異的 T 細胞の染色やソーティングに使用されます。

【04】KACTUS 社の prMHC は、独自技術による設計やシングルチェーン形式で製造されていますか?

はい。すべての prMHC は、独自の SAMS Protein Engineering Platform を用いて設計され、HEK293 細胞で発現されています。α 鎖と β2-ミクログロブリンがシングルチェーン形式で融合されているため、極めて安定性が高く、in vitro でのストレプトアビジンによる組み立てを必要とせずに、容易にテトラマー化が可能です。

【05】利用可能なMHCアレルの種類を教えてください。

HLA-A02:01、A03:01、A11:01、A24:02 など、ヒトアレルを幅広くカタログ製品として取り揃えています。

【06】prMHC をネオアンチゲンの探索や TCR のバリデーションに使用できますか?

使用可能です。prMHC は、ハイスループットなペプチドスクリーニング、ネオアンチゲンの免疫原性評価、および TCR-pMHC の親和性研究に最適です。特定のペプチドをロードすることで、抗原特異的な T 細胞応答を同定・検証することができ、TCR や CAR-T の開発をサポートします。

【07】prMHC の品質とバッチ間の一貫性はどのように保証されていますか?

各バッチは SDS-PAGE、SEC-HPLC、および ELISA または SPR によって試験され、純度( >95% )、同一性、および機能が確認されています。エンドトキシンレベルは1 EU/µg 未満に厳格に制御されています。また、抗原特異的結合アッセイを用いて、モノマーおよびテトラマーの両形式でバッチ間の一貫性が実証されています。

【08】prMHC の保存条件と有効期限を教えてください。

prMHC は -20°C から -80°C で保存してください(再構成後は -80°C 推奨)。適切な条件下では、製品は少なくとも 12 ヶ月間安定です。性能を維持するため、凍結融解の繰り返しは避けてください。


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