【商品詳細】
NS1000は染料成分の濃度が高いため、沈殿物が観察されることがあります。その場合は、沈殿物が完全に溶解するまで、37℃で1時間インキュベートすることをお勧めします。沈殿物が溶解した後も、NS1000の感度は良好なままです。
EtBrとNS1000の感度は検出条件および染色方法によって異なる場合があります。①青色光イルミネーターを使用し、②先染め法を併用することを推奨します。
改善案①:青色光イルミネーターを使用する
EtBrの励起最大波長は301 nmですが、一方、NS1000の励起最大波長は250 nmと482 nmです。そのため、使用する励起光源によって効率的に励起できず、蛍光強度が最適にならない可能性があります。
下図はNS1000とEtBrを用いて先染め法でゲルを染色し、青色光 [A]およびUV光(302 nm) [B]で検出した結果です。UV光(302 nm) [B]で検出した場合、NS1000の感度はEtBrと同等でしたが、青色光下 [A]の方では、NS1000はEtBrよりもはるかに高い感度を示しました。
A. 青色光下で検出した場合
B. UV光(302 nm)で検出した場合
改善案②:先染め法に変更する
NS1000において、先染め法は、後染め法に比べて検出感度が高いことが示されています(商品情報:SMOBIO社 FluoroVue™ 核酸染色試薬, 表1参照)。
したがって、最大限の蛍光強度を得るためには、①NS1000の励起最大波長に近い、青色光励起源を使用し、かつ②先染め法を併用することを推奨します。
先染め法は一般的に後染め法よりも感度が高いですが、特に低分子量バンドの検出において結果が異なる可能性があります。
先染め法では、電気泳動中、NS1000の正電荷特性によりわずかに陰極(ウェル)側へ移動し、ゲル下部でNS1000の濃度が低下することがあります。特に調製したばかりのNS1000プレキャストゲルで顕著で、これにより低分子量バンドのシグナル強度がやや低下する可能性があります。
一方、後染め法では、電気泳動後にNS1000を添加するため、ゲル全体にNS1000が均一に分散されます。これにより、サイズに関係なく、すべての DNA 断片が比較的一貫した強度で染色されます。
さらに、電気泳動時間を短縮する、またはゲル濃度を上げることで低分子量バンドの分解能と感度が向上します。
したがって、低分子量バンドの感度を高めるには、電気泳動条件およびゲル濃度を最適化し、後染め法を使用することを推奨します。






















