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Q&A

記事ID : 17103

FAQ : Enzo Life Sciences(ENZ)社 MULTIVIEW® について

商品詳細「マルチプレックスIHC検出キット MULTIVIEW®

【01】 MULTIVIEW® キットを使うとき、一次抗体と検出試薬の交差反応はどうやって防ぐことができますか?

MULTIVIEW® (mouse-HRP/mouse-AP)IHC キットの場合、抗体や検出、色素の各ステップでの十分な洗浄(洗浄バッファーで 1 分×3 回)により余分な抗体、検出試薬、色素を除去します。そのため、抗体除去は必要ありません。また、一次レイヤー(初めの染色)の色素がブロッキング色素として働き、その後に続く反応から初めの染色を保護してくれます。

DAB はよい保護色素として働くため、初めの染色の色素として DAB を使用する場合には、抗体除去バッファーをスキップすることができます。

【02】 MULTIVIEW® IHC キットを使って多重染色を行う予定ですが、ターゲットが同じ場所にある場合、どうしたらよいでしょうか?

IHC では、正確に実験をデザインすることが大切です。理想的な状況は、他の標識マーカーの干渉を受けずに、組織中のユニークなタンパク質もしくは抗原を標識するということです。核、細胞質、あるいは膜に存在し、オーバーラップしない異なるマーカーを選ぶとよいでしょう。

初めに DAB 色素を使用し、次に赤色素を使用することをお薦めします。

もし両抗体が同じ部位を認識する場合(例えば、両抗体が細胞質膜に存在するターゲットを認識する)、互いに影響し合った染色を観察するでしょう。結果を断定することはできませんが、可能性として、非常に強い発色が観察できるかもしれません。しかしながら一次抗体の特異性にも依存します。もし抗体がとても特異性が高く、エピトープ結合部位においてオーバーラップしないのであれば明確な色素染色が観察できるでしょう。

【03】 どのようなサンプルが MULTIVIEW® IHC キットに適していますか?

凍結切片、ホルマリン固定パラフィン包埋切片どちらでも使用可能です。

【04】 MULTIVIEW® IHC キットで提供されるペルオキシダーゼブロッカー溶液は、IHC 組織プライマー (品番:ADI-950-234)と同じですか?

ペルオキシダーゼブロッカー溶液は IHC 組織プライマーと機能は同じですが、組成が異なります。IHC 組織プライマーは、西洋わさびペルオキシダーゼやアルカリホスファターゼベースの IHC 染色に使用する、ユニバーサル酵素ブロッキング試薬です。一方、ペルオキシダーゼブロッカー溶液は、内在性ペルオキシダーゼ活性に特化した試薬です。


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