» 商品詳細:ウサギクローナル抗体
目次
- 【01】 モノクロ―ナル抗体とクローナル抗体の違いはなんですか?
- 【02】 クローナル抗体は免疫アフィニティ精製ポリクローナル抗体と類似していますか?
- 【03】 クローナル抗体は、ポリクローナル抗体やモノクローナル抗体と同じ用途に使用できますか?
- 【04】 同一抗原に対して複数のクローナル抗体があるのはなぜですか?
- 【05】 なぜアプリケーション(WB、IP、ELISA、ICC/IHC-P)によって同じ抗体の異なるクローンが存在するのですか?
- 【06】 DBB社製のクローナル抗体には、どの二次抗体を使用すべきですか?
- 【07】 DBB社 のクローナル技術ではハイブリドーマ細胞株を使用していますか?
- 【08】 ウサギ粗抗血清から in vitro クローニング技術で製造したウサギクローナル抗体は、ハイブリドーマ融合細胞株由来モノクローナル抗体と比較してどのような利点がありますか?
クローナル抗体はモノクローナル抗体と同様に、単一の特異性を持ちますが、それぞれ認識部位が異なります。
クローナル抗体は、抗原分子の詳細なプロテオーム解析後に極めて特異的に選択された線状エピトープのみを認識するため、抗原構造が変化した場合でも、その特異性、親和性、および結合力は変化しません。
一方で、モノクロ―ナル抗体は組織調製やタンパク質抽出などの過程で頻繁に構造変化を起こす立体エピトープを認識することが多く、その結果対応するモノクローナル抗体は非特異性となり、親和性が低下し、極端な場合には機能しなくなることがあります。
いいえ。免疫アフィニティ精製ポリクローナル抗体(免疫原が全タンパク質であるか選択ペプチドであるかに関わらず)は、常に免疫原性配列内の全エピトープに対応する多数の免疫グロブリン画分で構成されます。
一方でウサギクローナル抗体は、抗原分子上の単一かつ特異的に定義されたエピトープのみに対応する均質な免疫グロブリン(IgG)画分です。
はい、使用できます。
ただし、クローナル抗体はポリクローナル抗体よりもはるかに特異性が高いため、絶対的な特異性が求められる非常に高感度な用途にも使用することができます。
一部の抗原には、複数の特異的線状エピトープが存在します。
これらの抗原は、対応するクローナル抗体によって検出される強度が、検査対象の病理、材料などによって異なる場合があります。
このような場合、DBB社では、同一抗原上の異なる線状エピトープを特徴付ける2〜3種類のクローナル抗体を開発しています。
どのクローナル抗体が研究モデル/用途により適しているかは、お客様ご自身でご判断ください。
IHC-P用クローナル抗体を設計する際には、クローナル抗体の標的となるエピトープの立体構造を含む抗原の重度かつ不可逆的な変性が考慮されるためです。
ほとんどの場合、IHC-P用途向けのエピトープは、WBやELISA用途とは異なり、抗原の本来の構造が保持される、または変性が著しく軽微であるといった立体構造基準で選択されます。
そのため、多くの場合、様々な用途に合わせて、異なるエピトープが設計され、その結果、標的タンパク質分子の様々なエピトープ配列を特徴付ける異なるクローナル抗体が作製されます。
DB検出システム、またはクローナル抗体の用途に応じて、一般的な抗ウサギ免疫グロブリン(標識化または非標識化)の使用をお勧めします。
いいえ、クローナル抗体は、DBB社 が所有する独自の in vitro クローニング技術によってウサギ抗血清から得られます。
厳密に特異的な線状エピトープの特性を除けば、クローナル抗体は成熟した免疫グロブリン(IgG)であり、主にグリコシル化というIgG分子の完全な翻訳後修飾を有しています。
このグリコシル化は、免疫グロブリンの安定性に重要な役割を果たします。
一方で、ハイブリドーマ細胞株から生産されたモノクローナル抗体には、グリコシル化パターンが不完全であるという多くの文献報告があり、これは抗原と抗体の相互作用における安定性、親和性、および活性に重要な影響を及ぼします。





















