βアミロイド製品について
- 【01】 rPeptide社のβアミロイドはどのような目的で使えますか。
- 【02】 組換え型βアミロイドペプチドの純度を教えて下さい。
- 【03】 水酸化アンモニウムでβアミロイドを再溶解した後は、どのように保存すればよいですか。
- 【04】 βアミロイドの凍結乾燥品の保存方法を教えて下さい。
- 【05】 rPeptide社ではHPLCを用いて純度を確認しているようですが、97%以上というのは標的ピークのピーク面積を基準にしているのでしょうか。
- 【06】 HFIPとは何の略語ですか。
- 【07】 組換え型βアミロイドの溶解度を教えてください。
- 【08】 βアミロイドの凍結乾燥品の安定性を教えて下さい。
- 【09】 バイアルに0.5mgのペプチドが含まれると記載されている場合、正確に重量を測っているのでしょうか、または記載量以上含まれている可能性があるのでしょうか。ペプチドを再溶解して280nmで吸光度測定したところ、期待される容量以上のペプチドが含まれていました(200%以上)。これは普通でしょうか。
Tau製品について
- 【01】 Tauに対して質量分析を行っていますか、またはゲル分析のみでしょうか。
- 【02】 Tauタンパク質にはHisタグはついていますか。
- 【03】 Tauは何に利用できますか。
- 【04】 Tauの凍結乾燥品の保存方法を教えて下さい。
- 【05】 水に溶解したTauの保存方法を教えて下さい。
- 【06】 Tauの凍結乾燥品の安定性を教えて下さい。
- 【07】 rPeptide社のTauタンパク質イソ型商品のうち、最長なもの、また、最もリン酸化されているものを教えて下さい。
シヌクレイン製品について
- 【01】 rPeptide社のSynucleinはどのような目的で使えますか。
- 【02】 Symucleinの凍結乾燥品の保存方法を教えて下さい。
- 【03】 再溶解後のSynucleinの保存方法を教えて下さい。
- 【04】 rPeptide社のシヌクレイン商品をE.coli発現やタンパク質精製する際に、"トリフルオロ酢酸"を使用する段階がありますか。
- 【05】 α Synucleinに関して、このタンパク質は完全長ですか。タグが付いている場合はその種類は何ですか?
- 【06】 Synucleins凍結乾燥品の安定性を教えて下さい。
抗体について
その他製品について
rPeptide社の組換え型βアミロイドペプチドの純度は、97%以上です。塩含有量は全重量の約10%です。データシートに明記されたペプチド量は、正味のペプチド含有量です。ペプチド含有量は、アミノ酸分析により算出した含量を基に作成した検量線を用いてHPLCにより概算しています。
純度は、全ピーク面積を合わせたものに対するβアミロイドのピーク面積の比率で決定しています。
βアミロイドペプチド:1 mg/ml濃度で1% NH4OHに再溶解します。溶解後、30秒間、超音波処理します。Beta-Amyloid, NaOH salts (A-1155 と A-1165, http://www.rpeptide.com/products/products_7.html) は、水で再溶解可能です。
凍結乾燥したβアミロイドは-20℃もしくは-80℃で安定です。水酸化アンモニウムに再溶解した後は、凍結融解を防ぐために分注し、-80℃で保存することをお奨めします。
【09】 バイアルに0.5mgのペプチドが含まれると記載されている場合、正確に重量を測っているのでしょうか、または記載量以上含まれている可能性があるのでしょうか。ペプチドを再溶解して280nmで吸光度測定したところ、期待される容量以上のペプチドが含まれていました(200%以上)。これは普通でしょうか。
ペプチド量はアミノ酸分析で決定した既知量の商品に対してクロマトグラフィで較正しています。rPeptide社の経験では、280nmでの吸光度は低すぎるため、純度や定量を行いません。
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rPeptide社のTauタンパク質にはHisタグはついていません。Hisタグ付きのものに比べてHisタグなしのTauタンパク質の利点として、
1) Hisタグ付きTauタンパク質は不溶性であることが多く、様々な生化学分析が行えません。タグなしのTauタンパク質では、この問題が生じません。
2) Hisタグ付きTauタンパク質は、ポリヒスチジンタグとNi2+イオン間の非特異的な相互作用によるタンパク質汚染がしばしば生じます。これらの汚染タンパク質がその後のアッセイやTauタンパク質機能と干渉する可能性があります。
3) ニッケル自身が汚染物となる可能性があり、Tau自身の機能を著しく変更する可能性があります。
4) Hisタグ付きTauタンパク質は、ヒトに使用すると免疫原性を示します。ポリヒスチジンタグに対して免疫応答が誘導される可能性があり、直鎖状エピトープとして作用可能性があります。
凍結乾燥したTauタンパク質は-20℃もしくは-80℃で安定です。水に再溶解後は、凍結融解を避けるため分注して-80℃で保存することをお奨めします。長期保存する場合は、凍結乾燥してください。
rPeptide社商品ではTau 441が最長です。E.coliで作製しているため、リン酸化されていません。
シヌクレイン精製のどの段階においても、トリフルオロ酢酸は使用していません。
凍結乾燥したSynucleinは-20℃もしくは-80℃で安定です。水に再溶解後は、凍結融解を避けるため分注して-80℃で保存することをお奨めします。長期保存する場合は、凍結乾燥することをお奨めします。