- 商品情報:iFluor™ 色素
in vivo蛍光イメージングでは、生きている小動物全身のフルオロフォアからの蛍光を検出します。生体組織の光子減衰を防ぐために、小さなインドカルボシアニン色素などの、近赤外(NIR)領域での蛍光を放つフルオロフォアが一般的に好まれます。
図.iFluor™ 790標識体を用いたマウス腫瘍のin vivo蛍光イメージング
腫瘍のあるマウスに2-デオキシアミノグルコース(DG)-iFluor™ 790 を10 nmol 静脈内注射し、
6時間後にイメージングした(コントロールとしてiFluor™ 790 acid を用いた)。 DG-iFluort™790プローブは、
腫瘍部位への特異的な蓄積を示した。
AAT bioquest社(ABD社)のiFluor™790は、タンパク質やその他の生体分子を近赤外蛍光で標識することができます。iFluor™790が結合したコンジュゲートは、インドシアニングリーン(ICG)およびIRDye®800と同様の励起/蛍光スペクトルを持ち、励起/蛍光の最大値は783 / 814nmです。 iFluor™790は、Cy5、Cy7、アロフィコシアニン(APC)などの一般的に使用される遠赤色フルオロフォアから十分に波長が離れている為、多色分析が容易です。また、小動物の生体内イメージングアプリケーションや、赤外線イメージングシステムを使用した2色ウエスタンアプリケーションなど、NIR検出を必要とするその他のイメージングアプリケーションにも役立ちます。iFluor™ 790 hydrazide (品番:1364)は、抗体やその他のアミノ含有生体分子の標識に利用できます。