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技術情報

SAFETRANS in vitro/in vivo 用トランスフェクション試薬

記事ID : 7226

6. トラブルシューティング SAFETRANS (GUG-β-CDE)


非常に高い細胞死亡率

(1) GUG-b-CDE Transfection reagent-pDNA 複合体と細胞との接触時間が長すぎる。
ほとんどの付着細胞では、GUG-b-CDE Transfection reagent - pDNA 複合体と 2~3 時間インキュベートすることにより、最適な結果が得られる。しかし、感受性の高い細胞や、GUG-b-CDE Transfection reagent での処理後に極端に高い死亡率を示した細胞系の場合には、GUG-b-CDE Transfection reagent-pDNA 複合体とのインキュベーション時間を短縮する。

(2) GUG-b-CDE Transfection reagent - pDNA 複合体量が多すぎる。
細胞と複合体との接触時間の短縮にも関わらず、多くの細胞死が観察された場合には、GUG-b-CDE Transfection reagent と pDNA の比率を変えることなく GUG-b-CDE Transfection reagent - pDNA 複合体の量を減らす。

(3) 細胞へのストレス
洗浄操作は、素早く行う。温度差による細胞へのストレスを避ける。

(4) 無血清培地での長時間の培養
トランスフェクション時には、無血清培地を使用するが、その後、2〜3 時間後には最終濃度が10%になるように血清を添加して、インキュベーションを行う。

各実験でトランスフェクション効率の再現性がない

(1) 実験毎に細胞集密度が異なる
播種する細胞数を正確にする。細胞を播種後、複合体を添加するまでの間のインキュベーション時間を実験毎に一定に保つ。

(2) マイコプラズマのコンタミ
マイコプラズマのコンタミはトランスフェクション効率に影響を及ぼす。マイコプラズマに感染した細胞の増殖の変化により、実験毎のトランスフェクション効率が変動する。

(3) 細胞の継代回数が多すぎる
細胞の継代回数が非常に多い場合、細胞の形態、特性およびトランスフェクション効率が変化する可能性がある。なるべく継代回数の少ない細胞の使用を推奨。

(4) 血清の品質が異なる
血清の品質の差異によりトランスフェクション効率が変動し得る。一般に、トランスフェクション実験を行う前に、血清のロットチェックをしておく。

pDNAと混合したら、沈殿物が認められる

(1) pDNA の精製度が低い。

(2) pDNA と GUG-b-CDE Transfection reagent との混合比率が適当でない。

(3) pDNA を溶解している溶液の組成が適当でない。

(4) GUG-b-CDE Transfection reagent が古くなり、沈殿物が認められるようになった。

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