特別講演①
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、パンデミックを引き起こし、世界を恐怖に陥れた。ウイルス感染やワクチン接種によって得られた宿主免疫を回避するかのごとくウイルス変異は急速に進んだ。我々は、原株に感染した後、mRNAワクチン接種(武漢株由来)を行った患者さんの血液から現在流行しているオミクロン株をも中和できる抗体を同定し、さらにその抗体が認識するウイルス株間での共通エピトープを明らかにした。
講師:森 康子 先生
神戸大学大学院医学研究科 附属感染症センター臨床ウイルス学分野 教授
特別講演②
コロナ禍もようやく収束に向かっている。今後は、典型的な輸入感染症である麻しんの流行が懸念される。これまでも国内で数年ごとに大流行を繰り返している。現在の検査法であるPCRは設備、費用、時間を要する。空気感染する麻しん対策には、インフルエンザや新型コロナで機能している迅速診断キットの開発が必須と考え、それを進めている。
講師:生田 和良 先生
大阪大学 名誉教授;NPO法人関西BS交流会 理事長
- 開催日時:2024/07/08(月)
16:00〜16:35 特別講演①
16:35〜16:40 質疑応答
16:40〜16:50 iBody株式会社による技術紹介
16:50〜17:35 特別講演②
17:35〜17:40 質疑応答 - システム:Zoomウェビナー
- 言語:日本語
- 参加費:無料
- 主催:iBody株式会社