・ NFκB活性化の評価およびNFkB上流のシグナル伝達経路阻害剤のスクリーニング
・ IκB分解を測定するセルベースの化学発光アッセイ
・ 試薬を添加するだけのシンプル操作
・ HTSに対応可能なホモジニアスアッセイ

Nuclear factor-κB (NF-κB)は、炎症応答や免疫応答において中心的な役割を担う、高度に制御された転写因子ファミリーです。通常は、IκBと複合体を形成して細胞質に局在しています。NFκB パスウェイは、TNF-α、IL-1、T細胞およびB細胞から産生される分裂促進因子、リポ多糖(LPS)、またウイルスタンパク質等の様々な刺激によって活性化し、シグナル伝達が起こります。上記刺激に対する受容体など、上流からのシグナル伝達により活性化されたIKKは、IκBをリン酸化し、リン酸化されたIκBはNF-κBから遊離して、細胞内のタンパク質分解系により分解されます。