本セミナーは終了いたしました。
Adding structure to high throughput hiPSC-derived cardiac and neuronal models for improved physiological relevance and performance
演者 : Dr. Fabian Zanella (StemoniX Inc. Director of R&D)
日時 : 2018年7月20日(金) 12:15 〜 13:15
会場 : 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
第3会場(10階 会議室1005〜1007)
座長 : 澤島 隆(コスモ・バイオ株式会社 創薬・受託サービス部長)
共催 : コスモ・バイオ株式会社

要旨
脳や心臓への毒性は臨床試験の中止や市販後の市場撤退の主要な要因である。それらの毒性予測には動物モデルやセルベースアッセイが一般的に用いられているものの、それらが必ずしも種および臓器特異的な生理的特徴を示していないことも、開発中止や市場撤退の原因の一つである。ヒトiPS細胞は、ヒト由来の臓器特異的な細胞を作り出すことができ、毒性評価という観点においても大きな可能性を持ったツールである。一方で、一般的な2次元培養環境下での各種分化細胞は、成熟度の欠如から生体内での反応や機能を正しく再現することができていないことがしばしば問題となる。
本セミナーでは iPS細胞由来の分化細胞に優れた生理的な特徴とスループット性を組み込んだ新しいツールについて紹介する。microBrain® 3D は大脳皮質ニューロンとアストロサイトで構成された神経スフェロイドであり、HTS に利用が可能なプレート状態での提供が可能である。また、成熟した機能と種々の神経モジュレーターへの適切な応答が確認されている。セミナーでは、LOPACライブラリーやZikaウイルス治療薬を用いた評価例などを交えて、microBrain® 3Dの機能的特徴や有用性について解説する。
同時に、iPS細胞由来心筋細胞を一定の向きに培養することのできる microHeart® についても解説する。microHeart® プレート上で培養した iPS細胞由来心筋細胞は、生体内の心臓組織と類似した構造および収縮反応を示すとともに、CiPA での評価化合物を含めた様々な心毒性誘発物質において、より臨床での反応に類似した催不整脈効果を再現することができる。
整理券 | 本学会ランチョンセミナーは整理券制です。
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お問合せ | コスモ・バイオ株式会社 製品情報部 セミナー事務局 TEL: 03-5632-9622 email: seminar@cosmobio.co.jp |
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