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図1. FD NeuroSilver™ Kit I を用いた神経変性の検出
A: カイニン酸(10 mg/kg、皮下注射)を投与したラットの海馬歯状回の切片(40 µm)。多形層(pl)、分子層(ml)の、変性したニューロンと突起を示す(黒)。
B: 海馬采の片側を切断して 10日後のラット中隔の冠状切片(30 µm)。同側脳弓において変性した軸索が観察される(矢印)。
C: アミノオキシ酢酸を嗅内皮質投与して5日後のラット海馬歯状回の水平切片(40 µm)。分子層(ml)の中間帯に変性した軸索末端(薬剤投与により死滅した嗅内皮質ニューロンの末端)が多く存在する(詳細は Neuroscience 82:1165, 1998 を参照)。
D: 視覚野を一側性に吸引除去して5日後のラット外側膝状核の冠状切片(40 µm)。subgeniculate nucleus(SubG)で変性した軸索末端が高密度に観察される。
切片のご提供: Dr. E.-Y. Chen, Rush University (D)

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図2. 脳卒中モデルラット脳における神経変性の検出
脳卒中モデルラット脳の線条体を冠状に切断し、40μm の凍結切片を作製した。FD NeuroSilver™ Kit I を用いてニューロンの損傷を検出した。線条体と皮質の両方に銀粒子(黒)が蓄積し、神経変性を示した。

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図3. てんかんモデルラット脳における神経変性の検出
てんかんモデルラット脳の皮質の凍結切片(40 µm)。深層において変性ニューロン(黒)が観察される。