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記事ID : 17676
研究用

11番染色体長腕の増幅/欠損を検出 ZytoLight® SPEC 11q gain/loss Triple Color Probe

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ZytoLight® SPEC 11q gain/loss Triple Color Probe は、11番染色体長腕の変異を検出するようにデザインされています。11番染色体長腕異常を伴うバーキット様リンパ腫の同定にも有用です。

ZytoLight® FISH プローブ シリーズ

背景

近年、バーキットリンパ腫(Burkitt lymphomas;BL)の遺伝子発現および病理学的な特徴を有し、かつMYC転座を有しないリンパ腫集団が確認されました。この11番染色体では、長腕の増幅およびテロメア欠損が見られます。現行のWHO分類では、11番染色体長腕異常を伴う"バーキット様リンパ腫(Burkitt-like lymphomas)"とし、増幅領域のもっとも小さい領域(Minimal region of gain;MGR)と欠損領域のもっとも小さい領域(Minimal region of loss;MLR)はそれぞれ11q23.3および11q24.1-q25と定義されています。11番染色体長腕の増幅/欠損の同定は、細胞遺伝学上非常に困難ですが、臨床においては重要であり、FISHアッセイはバーキットリンパ腫やバーキット様リンパ腫患者の移植後や免疫応答性を評価する有用な診断手法です。

特長

SPEC 11q gain/loss Triple Color Probe は、染色体に直接ラベルをする3種類の蛍光色素体の混合物です。
緑色は11q23.3のMGR、オレンジ色は11q24.3のMLR、青色はαサテライト、すなわち11番染色体のセントロメア領域であるCEN 11(D11Z1)にそれぞれ特異的にハイブリダイズするプローブです。

11番染色体のイデオグラム
図1. 各プローブのハイブリダイゼーション部位

SPEC 11q プローブマップ
図2. SPEC 11q プローブマップ

使用例

健常な細胞の染色11番染色体異常の細胞染色
図3. ハイブリダイゼーション結果
左:正常細胞の染色結果。間期および中期の染色体では緑・オレンジ・青色のシグナルがそれぞれ2つずつ観察された。
右:バーキット様リンパ腫患者由来の組織切片の染色結果。3つの緑色シグナルと1つのオレンジ色シグナルが観察された。

ZytoLight® SPEC 11q gain/loss Triple Color Probe

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
ZytoLight(R) SPEC 11q gain/loss Triple Color Probe, ZyOrange/ZyGreen/ZyBlue詳細データ ZYV Z-2216-50 50 UL
[5 tests]
¥85,000

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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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